「吸って―吐いてー」 ゆっくりとした動きが自分に合っていると感じられ、運動があまり 得意でない私でも気が付けば 10 年以上続いています。 私達は、鎌倉市の今泉さわやかセンターで毎週金曜日の午後に練功をしています。 先生はいつも明るく元気に指導して下さり、無意識にしていた動きについて、注意や、説明を受けると、教えて頂いた後に意識して体を動かすと更に気持ちがよいです。 呼吸に気を配り、手脚を伸ばし、背筋をのばして丁寧に教えてくださる先生の真似をして頑張ると、前段、後段、益気功の3つの練功を終える頃には、うっすらと汗ばんでいることもあります。 練功を続けるようになってからは、めったに風邪をひく事もなかったように思います。 長い間には転居や病気など様々な理由で続けられない方もいらっしゃいますが、仲間がいると楽しさも増えるので、もっと人数が増えると良いなーと思います。 「来週までお元気で!」 と家に帰る時の上り坂は、脚や身体がほぐれた分、身軽に歩きやすくなっています。とても嬉しいことです。 これからも皆さんと楽しく練功を続けたいと思います。
今年卒寿のお祝いを頂きました郡山の大原です。
昭和40年(34歳)東京転勤になり、住まいは京急上大岡の汐見台社宅でした。8年後大阪転勤、以降仙台-名古屋-東京と動きました。平成10年、67歳で定年退職となり、オールサンデーで何かをやらねばと思い、知人の紹介で太極拳と出会いました。
平成12年4月、知人を講師に招き、桃見台太極拳クラブを立ち上げスタートしました。授業内容は、練功、入門太極拳等で、ここで初めて練功を知りました。それから郡山太極拳愛好会にも加入しました。本会は市内の太極拳クラブの団体です。毎年の大きなイベントとして、市民誰でもが参加できる市主催の各種スポーツ・レクリエーションの祭典があります。
平成13・14年、中西康夫先生を愛好会の講師にお呼びして、練功の体験学習を行いました。その後、中西先生が練功ネットワークの会員であることを知り、平成19年に愛好会の25周年記念大会に来賀祝辞を頂きました。(体験学習の方は、平成15年にはS先生をお呼びして3年連続で実施し、その後も2年おきぐらいに実施していたのですが、コロナ禍などで実施できなくなっています。)
このようにみちのくで活動しています。皆様よろしくお願いします。
私が太極拳、練功を知ったのは今から二十年程前です。仕事を辞めて、空いた時間に身体を動かす所がないか考えている時、近所の方に体操をしている教室があると聞いて行ってみました。練功と太極拳でした。運動の苦手な私に出来るかしらと思い乍ら入りました。とても雰囲気が良く、皆さん出来る方ばかりでしたが仲間に入り十年ほどが過ぎた頃、潮田コミュニティで練功十八法の募集を知り、早速申し込みました。
先生の細部に亘る丁寧な指導と、又、準備運動の時に皆で声を出して楽しく練習をしています。お陰様で元気になりました。
呼吸法も自分なりに会得できたと思っています。教室のあった日は体も軽く気持ち良く歩けます。
今年、卒寿の記念に練功ネットワークよりTシャツを戴きました。有難うございます。これを励みに続けていきたいと願ってます。
コロナ禍の中、練功ネットワークの大きな行事はすべて中止になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私の所では、新型コロナウイルス感染症拡大による自粛要請で3月1日からいすみ市の会場が閉鎖、4月1日からは全ての教室が休会となった。少し収まったかに見えた6月に閉鎖されていた一部の施設が利用出来るようになったが、千葉県スポーツ協会 から6月末までスポーツイベントや教室を自粛するよう要請があり、参加者の年齢を考えて 少し様子を見て7月から一部の教室を再開した。人数の多い教室は 規模を縮小して9月から再開となり、全体が4ヶ月から5ヶ月お稽古が出来ない状況となった。
再開初日のお稽古の時、準備運動を始めた途端に運動不足による身体の変化をほぼ全員が感じたようだ。思うように身体が動かない。呼吸が続かない。ちょっとした動きで息が上がる。マスクをしているせいだけでなく、せっかく長い時間をかけて鍛えてきた身体が一気に歳をとったように感じたとの声がたくさん聞かれた。そのような状況を受けて、全員が初心者に 戻ったとの認識の中で基礎から練習し直す事にした。練功十八法を行う多くの教室は練功十八法自体が準備運動と考え、いきなり前段の音楽を流すようなところが多い。私の教室は太極拳がメインながら、健康・体力づくりが最重要と考える方がほとんどで、前半の1時間をかけてストレッチや基本動作の確認、練功十八法を一つ行っている。太極拳目的で入会した筈が練功十八法の方が好きになる方も多い。コロナ自粛の間に退化した身体を感じて、いかに毎回のお稽古が大切かを再認識したと言う皆さんと共に、焦らずじっくり鍛錬している。
コロナ対策としてマスク着用での練功十八法は、深い呼吸を続けると心臓や肺に負担がかかる為、初心者や年配の方には自然呼吸で行うようにお願いしている。特に呼吸が長くなる益気功は慣れた方でも自然呼吸を 勧めている。後段や益気功の顔のツボは手を浮かせて行い、説明の時も密にならないよう距離をおいての指導になったが、皆が揃っての稽古の重要性を感じているので今まで以上に集中して稽古している。
オンラインでの授業が推奨される昨今だが、一人で行なうモチュベーションを保つのは難しく、YouTubeやZoomとは無縁の世代にとってはやはり皆で集まっての稽古が楽しく実りあるようだ。身体を鍛えて 免疫力アップを目指す方が増えて 教室も元気になり、練功十八法を行う事で身体の中だけでなく会場全体に 益々良い氣がみなぎるようになった。感染予防に注意しつつ練功十八法の稽古と指導に励みたいと思います。
私たちは今は大池公園で練習しています。巣ごもり生活が続く中で、練功十八法をやりたい!体も心も健康になりたい!コロナ感染に負けたくない!そんな気持ちが湧いてきましたが、今まで使用していた場所はまだ利用できません。そこで決めたのが大池公園でした。
広い大池公園です。二俣川方面から来ても、緑園都市・南万騎が原方面から来ても公園の奥にあたるドーナツ広場が集合場所です。集合時間である9時につく頃には皆さん十分にウォーキングを済ませた状態です。ストレッチから始まり、前段、後段、益気功、さらに24式太極拳を2時間ほどかけて気持ち良く練習しています。
自然豊かな大池公園では、木々から季節を感じます。いろいろな発見もあります。木の枝から虫が糸をつたって下りてきたり、どんぐりのじゅうたんを見つけたり、毎回あきることがありません。普段見かける景色も足の間から逆さに眺めると感激ものです。時には雨で集まりが中止になることもありますが、公園の緑のための恵みと思いたいです。
公園には私たちだけでなく、多くの人と出会います。園児の散歩や学校行事、さらにバードウォッチングの人たちも。さまざまな人たちとごいっしょになることで、私たちも社会とつながっているのだと心強くなります。コロナ禍で大きな困難を経験しました。大変な時だからこそ今は練功の力でエネルギーを補充し、心身をパワーアップして備えます。早く日常の幸せな生活が戻ることを願うばかりです。
「新型コロナウィルス」という名前を知ったのは2月のクルーズ船での感染からでした。感染力も強く怖い病気だという事も報じられました。人が集まるスポーツ教室などが一番に挙げられ、3月から5月までの3カ月をお休みにしました。世の中も外出自粛となり、運動不足、生活リズムのくずれは目に見えていました。
体を動かしたい、おしゃべりもしたいという皆さんの思いもわかりました。そのため、会場の方に伺ったところ、いつも開いているとのこと。早速申し込みをし、6月から練習を始めました。もちろんアルコール消毒、マスク着用、体調管理、出入口解放などを意識しての再開でした。すべてが初めての体験で、皆さんの協力があって続けられていると思っています。コロナの終息、感染者の減少を祈りながら毎日を過ごしています。(11月初旬記)
私達の会の結成は約20年前、現在会員は約20人で、男女比は約1対2、年齢は60歳台から80歳台までやや高齢者が多くなっています。会の目的を「心身の健康の維持・増進、仲良く、楽しく」と掲げて、練功・太極拳の練習を毎週一回午前中にやっています。高度な技の習得、各種の資格取得を目指している人から、練習日に会場へ集まって体を動かし、仲間と談笑することが楽しいと思っている人まで、幅広い人が集まっています。
練習会場である保土谷の地区センターがコロナ禍のために3月から休館になり、残念ながら活動を休止しなければならなくなりました。お喋りすることも大きな楽しみになっている仲間にとって、長期のステイホームはストレスを蓄積させたと思います。5月末に政府の緊急事態宣言が解除され、休止していた各種の社会的機能も動き始めました。仲間たちの練習再開への要請も聞こえていたので、私は何度か地区センターへ電話で問い合わせ、インターネットでホームページを調べ、最終的には先方へ出向いて施設の管理者と直接折衝して準備を整えました。
地区センターの感染予防対策は、備品(CDラジカセ、ヨガマットその他)の貸出中止など私達に不都合なものもありましたが、全般的には用意周到であるように思われました。私が感染予防に万全を期すために準備したのは、ラジカセ、アルコールスプレー、予備のマスク複数、号令用のホイッスルなどです。加えて練習再開にあたって「M・S・D」を申し合わせました。Mはマスク常時着用、Sは指・掌などの消毒、Dは社会的距離です。その後施設側からの制約はたびたび緩和されてはいますが、私達にとって特に変わったことはなく、少しの制約を受けながらほぼ従前の活動をしています。
コロナ禍のために開催されなかった練功ネットワークのフェスティバルや講習会、計画で終わった結成20年の記念行事など、なんとか2021年には実現できるようにしたいものです。
気功体操を知ったのは今から30年くらい前です。
「冷えが改善してきた」と友人が話していました。その後偶然に、近所の方が、「近くで気功体操しているから来てみたら?」と誘って下さり、早や20年経ちました。吸って吐いての呼吸、関節・筋肉の鍛錬に週一回参加していると、日頃の動きが楽になりました。
近所の方も早や92才、坂道を、「大変なのよ」と仰りながらも若々しいお顔・姿で歩いておられます。私の目標です。
調子の悪い日は八分目に、良い日はしっかりと動かし、細く、長く、続けて行きたいと思っています。
埼玉から千葉外房の港町に移住して2年になります。長年やって来た太極拳を続けたいと思い、移住直後から茂原練功の会に入会、初めて練功というものに触れました。只々、型を覚えるところから始まり、先生の細部に亘る丁寧な指導の元、練習回数を重ねる毎に各動作の意図するところを正確に理解し、呼吸と連動しながら、その動きに近づけるよう意識すると、身体の隅々までシッカリ使われ、爽快感が得られることを体感できるようになってきました。
日々、練功十八法を続けることで、年を経ると共に固まって来る関節の柔軟性を保てる事、筋肉の維持にも繋がり、怪我をしづらい体と健やかな精神も培われる好ましい健康法だと感じています。正直、自己の中で、なかなか気持ちが保てず週数回の練習に留まっているのが現状なので、練功十八法を毎日続ける事が課題です。
自然災害も多い昨今、どのような状況におかれても、ストレッサーに翻弄されづらく、平常心を保って行ける心と体を、練功十八法を通して身につけられたらと思っています。練功十八法に出会えた事、良き指導者、楽しい仲間に出会えた事に感謝です。
長年続いていた一般的な老人健康体操が中止になり、高齢になりどんどん体力も弱くなる中で、何処か体力をつける会を求めている時に、中国健康体操(中健体操)のことを聞きました。見学をして勧められたのですが、女性の方ばかりで、入会にも迷いましたが、自分の健康のためと思い、勇気を出して此の度入会を決意いたしました。後に、中国健康体操と言っているのは練功十八法のことと知りました。
一般的な体操と違い、激しい動作がなく、ゆっくりした呼吸法に合わせて、背伸び、手足の関節部分を動かすと身体全体が軽くなり、長年苦労した膝の痛みも良くなり、風邪もひかず、終了後は食欲も旺盛になります。
九月一日に練功十八法フェスティバルに初めて参加させていただき、卒寿の表彰、記念品をいただき、先生を始め皆々様に感謝申し上げます。
今後も先生始め皆様のご指導により楽しく練功を学んで、長寿の人生に邁進したいと思います。
私は武福練功同好会に所属しております。数年前より練功十八法を教えていただき、横浜フェスティバルも今年で三度目の参加となりましたが、この度は卒寿ということで表彰していただきました。このようなお祝いをしていただけたこと、誠に嬉しく、練功フェスティバル主催者の方々の恩情に深く感謝申し上げます。
練功十八法前段、後段、益気功のすべてが意識を伴い、静かな動きの中に、脳に働きかけがあります。これが脳の認知機能を高め体の行動力低下を予防すると考えられます。このような頭脳、呼吸、全身運動、すべて意識を切らさない動きの中に健康長寿の秘密があるのでしょうか?人には出会いがあります。私も人生の後段にありますが、練功と出会い学んでいく中で、まだまだとの思いが強くあります。
また、このようなフェスティバルへの参加ともなりますと、教室でも練習にさらに気が入ります。先生方からも手足指など体の細部の動きまで細かくご指導いただきます。フェスティバルのための合同練習の折、「皆さん、手を上げた時手の指が開いていますよ」と先生から注意がありました。これなどは十分理解しているつもりでおりますが、実際はなかなか難しいのです。
日常の練功の教室では、ご指導下さる先生方、私達同好会一同も美しい心を持って楽しく努力しております。片足立ちなどもおかげで強くなりました。先人の方々そして現在の諸先生方のご努力をうけて私たちは練功十八法の成果を証明すべく楽しく学び続けます。皆さん、練功十八法で健康長寿に挑戦しましょう!
最後に諸先生方、練功同好会の皆様に唯々「ありがとう」をもって終わりたいと思います。
練功を始めてかなりの年月を過ごしてきました。
唯一の趣味がちりめん細工です。時間が許せば、長い時間手先のみしか動かすことのない楽しみです。運動の苦手な私にとって、週一回体を動かせればと始めた練功です。申し訳ありませんが、普及員の試験を受けることは考えてことがありませんでした。
今回若いお仲間に誘われ、久しぶりにドキドキ、ブルブルの緊張の時間を過ごしました。結果いくつかのご注意をいただき、自分の弱点を知る良い機会になりました。(編集注:山岸さんは平成30年の普及員試験に合格されました。)
80歳を目前にして、40年間の車生活を終わりにしたこと、一年をかけてグレイヘアにしたこととと合わせて、今年の特記事項になりした。
長い年月、腰・膝の痛み他でお休みすることもありましたが、今まで続けてこられたのは、先生の「体調に合わせて無理しないでネ」の優しい言葉に甘えてきたからと、深く反省と感謝をしています。
これからは歩くことの多い生活です。週一回会場まで歩き、仲間と楽しく、笑いのある時間が、一日も長く続くことが老化防止と願っています。
今年、2018年10月、私たちは初めて「練功ネットワーク」のフェスティバルに参加しました。
振り返ってみると、練功を始めて10年、地域の学習センターで教えていただいた先生が、高齢で退会されました。その後は生徒だけで練習を続けていましたが、達成感がなく、人数も減り、指導者の大切さを実感しました。その後、ご縁をいただいた先生にお願いし、2年になります。新しい出会いは新鮮でした。基礎から懇切丁寧に、繰り返しご指導いただいています。若い時と違って時間がかかりますから、ありがたいです。
先生からネットワーク・フェスティバルの話があったのは春でした。諸先輩の表演を拝見するのも勉強と思い、5人で参加しました。先生の他のクラスの皆さんと一緒だったので安心しました。卒寿の男性お二人始め、20の教室の方々が一堂に会し、感動しました。
これからも、先生にご指導いただきながら勉強したいと思った一日でした。
「継続は力なり」先生が言われる言葉です。
私は世紀が変わる頃、約40年の会社勤務を退職しました。それは起伏はあるものの日本経済の成長期であり、残業が常態化していました。仕事が早く終わると会社の仲間と飲み会や麻雀で夜更かしをして、帰宅が深夜になることも多くありました。早く帰宅したり、個人的な趣味に時間を費やすことに何となく引け目を感じるような社会的風潮がありました。
退職して毎日が日曜日のような生活には直ぐ馴染めないので、高齢者を対象とするいくつかの教室に足を運びました。それらは、絵画、書道、写真、郷土史、水泳、大学の公開講座などです。水泳は冬にはやりにくいこと、高齢の筋肉にはきついことなどの理由でじきに太極拳に転向しました。
万事飽きやすい私が今でも続けているのは書道と太極拳です。書道は始めてじきに横浜市の書道コンクールで、市長賞の次の賞を頂いたことが推進力になったと思います。また、太極拳は良い指導者に恵まれたこと、身体的負担が軽いこと、魅力的な仲間と出会えたことなどで長続きしています。練功は太極拳とセットで始めて、週2回をずっと続けています。
加齢に伴いボランティア活動や習い事を減らして、外出する機会が少なくなり、運動量が落ちてきました。それで、健康と身体能力を維持するために、自宅で練功の自習を始めようと考えています。書道は集中して練習し、半紙ならば半日で清書を仕上げるのが私の習慣で、それなりの達成感があり、快い疲労でその日は熟睡できます。練功でもそのような効果を期待するためにどうするか、自分なりの工夫が必要かと思います。
七年前から四年間「練功ネットワーク」の会計のお手伝いをしました。これはエンジニアであった私には特別な経験でした。そのようなご縁から、このネットワークが末永く長寿社会の健康づくりに貢献してゆくことを願っています。
今回、2017年の9月に普及員の資格をいただきました。お世話になった先生方、指導員の方々、誠にありがとうございました。
久しぶりに幼友達に会うと、必ず開口一番「腰は大丈夫なの」と言われるほど腰痛に悩み、コルセットなしでは不安で暮らせない日々を過ごしていた私ですが、今は腰痛もないし、いつの間にか、コルセットがなくても平気になっていました。
月3回の練功教室に通い始めて約4年になります。曲に合わせてしっかりと呼吸をし、ゆっくり身体を動かすと、心地よい汗をかき、なんと気持ちの良いことでしょう。練功に出会えて本当に良かったです。
これからも指導員の楽しいトークを聞きながら、15人の仲間と大好きな練功に励んでいきたいと思います。
練功を始めて20年ずっと続けてきた方が節目で気付けば四十肩・五十肩を知らずに来た、90才の方が太極拳が伸びやかに上手になった、片足バランスが良くなったと先生に褒められた、下半身にしびれのある方が二年・三年と練功を続けられている、等々の朗報が聞こえてきます。
また、膝を痛めて休んでいた方・ぎっくり腰で休んでいらした方が良くなって練功を続けていられる、ということで練功による気の良導体が元気を引き寄せるかのように感じます。
2017年新春の随風にある「気の良導”体”を作ろう」という文面を大事に、ますます練功を伝え広め、仲間と共に練習し、休み時間にはテレビで見た健康になる食べ物、体操の話に花を咲かせ、来年もフェスティバルに出て、他の人達の気持ちよく伸び伸びとした姿に良い刺激を受け、そのエネルギーを仲間と共有したいと思います。
練功を仲間と共に練習することで生まれる気の交流によって、心豊かで新陳代謝が盛んになり、免疫力が高まり、生き生きとした日々を送りたいと思います。
私が練功に出会ったのは10年ぐらい前のことです。最初は言葉も聞き取れず、「ヒジを120%伸ばしなさい」と言われ、昔覚えたラジオ体操との違いに馴染めませんでした。しかし、2年前に自転車事故で右手首骨折した時に回復力が早く、「2倍速で治っているよ。本当に70才なのか?!」とお医者様にほめられた時には練功を続けた成果だと思いました。いつの間にか自然治癒力がアップしていたのだと気がつきました。
若い頃は、元気は無尽蔵に身体の中から湧いてくるものと思い込んでいたのです。「自分の身体は自分で管理して、健康寿命を伸ばし、豊かな人生を過ごしたい」と願っている多くの人達に練功を伝えて、生活の中に取り入れて行ってもらえたら良いと思います。
真夏でも発汗しない、夕方には足がむくみ、朝起きると顔がむくんで目が腫れぼったい40才代の私の娘が、時々朝こっそりビデオを見ながら前段、後段、そして益気功と40分ほど一人でやっている時があります。大きなあくびをしながら、目はウルウル鼻水ズルズルで汚い顔してもゆるんでいる様子ですが、私は見ない振りをしています。気がすむまでやり終わると、「あー、スッキリした! 顔もスッキリ。眼もハッキリしたよ!」そう言いながらホッペタを撫でています。腸の調子も良くなるらしく、お腹のゴロゴロが私に聞こえるときもありす。一番近くに練功を必要とする人が居たのでした。
中学生になり間もない頃、保健体育の教科書に「健全な精神は健全な身体に宿る」との文章があり、先生が説明をしてくれたことが鮮明に思い出されます。練功に出会い、確たるものを得たのだから、周りの人達に伝えながらコツコツ精進して、益気功も習得していきたいのが私の希望です。
私がきちんと練功十八法を始めたのは80才になってからです。太極拳を習い始めて十数年になりますが、太極拳を始める前にやるので最初は練功十八法とは全然知らず、準備体操であると思っておりました。今に
なって私の中で練功十八法の特徴がハッキリしてきました。
それは、ゆっくりと大きく呼吸をすることです。姿勢はアゴを引いて、舌は上あごに軽く付け、歯を喰いしばったりしないことが、私なりに納得した姿勢です。
誰しもが持っている病気について考えると、内痔核でも外痔核でもない「自覚」が大切です。まず、自らの生まれ持った体質(遺伝)を考えること、そうして、どの様にして今の病気になったのかと考えてみる自分が大切です。
私は今年86才になります。これから米寿に向けて練功十八法で体と心を練りに練り続けることができるよう頑張って行きたいと思います。
2015年の随風20号巻頭の理事長の「自分の健康に自分で責任を持とう」という文章を何度も読ませて頂きました。その通りであると思っております。
2016年の秋の交流会も元気で出席することができ、諸先生方のお顔を拝見させていただき、また各練功の同好会の皆様と接して素敵な表演をみせていただくことでストレスの解消ができました。午後は永田先生の、呼吸法によるポケ防止の講義があって、とても良い交流会でした。教えていただいた呼吸法の「南無阿弥陀仏」を毎日お風呂の中で唱えています。この調子でいけば来年も皆様にお会いできるだろうと思っています。
今井同好会は立ち上がって18年になります。優れたご指導を賜りましてお蔭様で80才以上の者が5名いて、楽しく益々元気に練功に励んでおります。この度は老人向けに特別ランク「特別普及員」を創設給わり、一層皆さん頑張っております。理事長はじめ皆様に感謝申し上げます。
今後も練功十八法で身体を鍛えて良き人生を過ごして行きたいと願っております。
よろしくお導きください。
「なんて気持ちがいいんだろう???」
講師の先生が私の姿勢を直して下さる度に、自分の身体が、筋肉が、かつて感じたことのないほど螺旋を描いて伸びていきます。その爽快感から顔には自然に笑みが浮かび、表情が晴れ晴れしてきます。私が勝手に抱いていた練功のイメージが大きく変化した瞬間でした。
それは去年の3月末の講習会の時のことです。結構長いこと練功をやってきましたが、初めての体験でした。
それまでの私は、ただ力を使って外側の筋肉をのばしていただけで、自分の身体の内側のしなやかさ、強靭さを使いこなしていなかったことを教えられました。この講習会で、身体は甘やかしてはいけないんだとしみじみ感じたのです。
「練功なんだから功夫を練るものでしょ」
これもその時に頂いた言葉です。その言葉に、ああ練功はタイトルが保健体操という名称でもただの体操ではないんだ…と自分の考え、感性の浅さを反省し、この先、太極拳と同じように練功も深めていけることが楽しみになりました。以来、心を入れ替えて学んでいます。
当面の課題は、益気功にもっと親しむこと。
前後段は気持ちよさ、身体に効いているという実感があり、自分なりに楽しめていますが、益気功は動作を追うのに精一杯で、まだ呼吸を味わうところまでいっていない感じです。
はやく「益気功って気持ちいいんだよー」とひとに勧められるようになりたい!というのが、今の私の密かな望みです。
長年勤めた会社を辞め、犬を飼い散歩で知り合った犬友とご近所の方に誘われ見学に行きました。音楽も動作もゆったりとして簡単そうに見えたので「私にも続けられそう!」と思い見よう見まねで始めました。
楽しく始めた練功も講習会に出席しフェスティバルに参加するようになると難しさが分かり、ちょっと足踏みをしてしまいました。しかし教室へ行って練習すると体も伸び呼吸もきちんとでき、適度に疲れ心地良い気持ちになり、いつ頃からか肩こりや腰痛もなくなりました。知れば知るほど奥の深い練功ですが自己免疫力を高めて、いつまでも健康でいたいと思います。
最後になりましたが今回指導員試験を受けるに当ってお世話になった先生方に大変感謝しております。ありがとうございました。
数年前、練功講習会で全身の筋肉、関節をのばす、顔のマッサージ等体験し、身体が軽くなり、快感を覚えました。その後、太極拳の準備体操に取り入れられましたが、漫然と身体を動かしている状況でした。
人間の筋肉は放って置けば伸筋群は固くなり縮んでしまい、知らず知らずに背中が丸くなり、腰や膝が曲がってしまいます。そして老人特有の体形になってしまうのです。鏡に映った自分の姿がそのようになりかかっていると気付きました。
2015年3月に受験にチャレンジし、普及員の資格を戴きました。
丸くなってきた背中を伸ばすにはいいチャンスと思い、伝統ある横浜の練功教室に通い始めました。先生の優しさと厳しいご指導を受け、自分が伸ばしているつもりでもまだまだ足りないことを実感しました。まさに老化しかかった私の身体が目覚めた瞬間です。練功教室の温かい雰囲気、先輩方の優しさにますます練功が好きになりました。
まだまだ指摘されても出来ないことばかりですが、全身の筋肉群を目いっぱい伸ばし、足元から筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで筋力アップに繋がっています。丸くなってなりかけていた背中もスッキリしました。
健康情報があふれている中、自分に合う運動を取り入れることは難しいと思われる方もいらっしゃるでしょう。その点、練功十八法は場所を取らない、全身を万遍なく動かす、初心者が学びやすい運動であると思います。今では風邪も引きません。このまま継続することで健康維持に繋がり、健康寿命ものばせるのではないかと考えます。
10数年前、職場でストレッチ運動にと、練功十八法前段を紹介されたのが練功との最初の出会いでした。仕事は同じ姿勢で手先を使う単純作業でしたので、指、手首、肘、肩等いつも重い感じでした。腰痛の人もいました。やってみて思った事は、伸びることの気持ち良さです。こんなによくできた運動はないと、すぐに自宅で、ビデオ・カセットテープ・テキストを購入し、前段を、次を後段をと、自分で楽しんで練習していました。
それから10年近く経ち、普及員、指導員の資格試験があることを知りました。すぐに普及員の試験を受け合格することができました。次の目標(指導員試験)に向かって、今度は益気功をマスターしなければなりません。幸いにも、私は太極拳の講師をしていますので、その教室で、益気功を私といっしょに覚えてもらうことにしました。教える事が私のいい勉強になりました。そして、春の講習会に出席させていただき、練功ネットワークの先生方からの親切ていねいな教えで、独学でやってきた私も指導員試験に合格することができました。たいへんうれしいことでした。
練功は太極拳とちがって、
@左右の動きが少なく、せまい場所でもできる。
A全身をしっかり伸ばすことができる。
B要求動作がハッキリしているのでわかりやすい。
等の特長があり、私は太極拳も大好きですが、練功も大好きになりました。どちらも楽しんでやっていきますが、仲間を作って練功を広めたいと思っています。
《腹筋が締まっている。背筋が伸びている。肩の力が抜けている。目線がまっすぐ前を向いている》
背骨を常に真ん中に置き、曲に合わせ、ゆっくり心をこめて呼吸する。 呼吸に合わせ、脇も腕もていねいに伸ばす。もっと伸ばすと息がついてきて深い呼吸になっていく。
《指先が引っぱられる。体がすーと軽くなる。心が晴れ晴れする》 いつもながらの気持ちの良いうれしいひとときだ。
練功を習い始めて何年になるだろう。一対になった動作と呼吸が身体に良いことをたくさん教えてくれた。中でも特に思うのは、姿勢が良くなっているということだ。姿勢が良いと歩くのも楽しい。楽しいとどこへでも歩きたくなる。30分なんてちょっとそこまでって感じで歩いてしまう。おまけにバス代も浮くからまたまたうれしい。それに、以前は風邪をひくとすぐにらせ必ずと言っていい程寝込んでいた。だが、ここ数年は寝込まなくなっている。健康になったということか。これもまたすっごくうれしい。
遅ればせながら私も気がついた。練功十八法の鍛錬は、まるで自分で自分の身体の芯をほぐしているのではないか。そしてそれは、取りも直さず自分自身を元気にしてくれている、と。
毎週日曜日。汐見台会館は年齢不詳の先輩方のとびっきりの笑顔に包まれる。和やかな雰囲気の中、穏やかな練功の曲が流れ始める。私たちはそれぞれのペースで、体のすみずみまで引っぱって伸ばしてもっと伸ばして……。ゆーくりていねいに呼吸する。そうして今日もまた、練功十八法をみんなで楽しんでいる。
私は、約10年前会社をリタイアしました
翌年4月初め、自宅から車で15分の所に有る大学で2年間、一般科目を学生といっしょに学び、その上、太極拳や気功の講座も取れる第一期シニア・ウェルネス大学が開校したので早速入学しました。また、タイミングよく市でも楊名時太極拳教室の参加者を募集しており、そちらにも申し込んだので頭と体を同時に鍛える幸運を得る事が出来ました。
教室では、太極拳の前に練功十八法前段を行いますが、それまでゴルフやウォーキング以外、運動らしい運動を行ってこなかった体には特に、第十六節・扶膝托掌はとてもハードで暫くの期間、手は斜めにしか挙げられず終わってフラフラでした。この教室では、毎朝7時から約40分間、広場に集まり「あおぞら」と評し、前段と太極拳を稽古しており私も毎日顔を出しました。5年経た後、以前から関心があった武術太極拳の伊藤教室へ移り、より深く練功と太極拳を学んでいます。
こうして3年後の2013年、練功の普及員試験を受けた結果、先生が指摘した通り失敗しましたが、その敗因を考えてみたところ練功について余りにも無知、無理解だったことに荘元明先生の本から教えられ愕然とし夢中でむさぼり読み理解しようと努めています。
何時の間にか、「長く努力していれば上手くなる筈だ」と、あれこれ形而上学的な考えに囚われ、大事な条件を満たさず、やればやるほど下手になりました。その大事な条件とは、心を込め、魂を入れて練習することでした。
今回、先生の厳しい指導の下、普及員試験に合格しました。応援してくださった教室の皆さんのおかげです。まだ初めの一歩を踏み出しただけですが、現在毎朝、町内会の健康維持増進を目標に、ご近所の方と一緒に練功普及に取り組んでいる最中です。
実は私、太極拳を始めて10年程になりますが、伸び悩みを感じていたところ、準備体操に練功十八法前段が入るようになりました。
3〜4動作づつ説明しながら指導していただき、十八動作、曲にのせ動ける頃には「なんと伸び伸びと気持ち良いのだろう」と感じました。そして冷え性で汗のかけない私が、ジワーと汗がにじみ、体の中からポカポカ暖まるようになりました。
太極拳では、伸びきると勁が切れると言われてきましたが、練功では、「もっと伸ばして、まだ伸びるでしょう」と言われ、なんとシンプルで気持よい事か!
心までも伸びやかになります。今では、太極拳の練習がない日には、家で曲をかけ前段をして体を暖め、食べ過ぎたお腹を引き締めています。
その後、益気功を習う機会があり、最初は順番を追いかけるだけでしたが、ひと動作づつ説明をいただきながら繰り返していくうちに、深い呼吸ができるようになり、肩・胸が柔らかくなるのを感じました。
久々に会ったお友達に練功を体験してもらったところ、五十肩を抱えていたのに、「この体操ならできる」とはじめる事になりました。リハビリは痛いだけで長続きせずにいたのに、「無理せずに全身を動かした感じで、終わったときにスッキリした」と言われました。お友達が手が上がらない程に痛めているとも知らず誘ってしまいましたが、気持ちよさを体感していただきホッとしました。
今後もよき先生の下でますます練功を勉強し、深めていきたいと思っています。
練功と出会ったのは仕事と子育てが一段落し余暇時間をどのように過ごそうかと思案していた時です。毎週四・五人のグループが楽しく話をしながら歩いて行くのを何度か見掛け、何をしているのか気になったため、そのグループに声をかけました。そこで皆さんが練功十八法という中国体操をしている事を知り、私も仲間に入りたくなり、入会する事にしました。
体操には自信を持っていた私ですが、練功十八法を始めた当初は、膝は前に出るし、頭は下がるし、姿勢を保つだけでも大変で、奥深い体操であることを実感しました。
その後、指導者・先輩たちの助言をいただきながら、前段・後段・益気功と覚えることができ、練功十八法の指導者としての資格も取得することができました。健康状態についても体操を始めて以降大病もなく過ごしています。
今では練功十八法の他に太極拳も練習しており、先日は練功十八法に出てくるツボの確認講習会に参加しました。今後指導する立場になった時は、これらも含めて指導をして行きたいと思いながら、引き続き練功十八法の学習を継続しています。
「両者相会うこと無かるべし」と続く。「ジャングルブック」の作者キプリングが、東洋と西洋の文化の相互理解の難しさを言ったものだそうですが、西洋人の捉え方では、東洋とはトルコ・インド・中国ぐらいまでの由。
それでは日本は? というと、「極東」だそうです。その極東日本から見ると中国は西。そして生活習慣なども、かなり西洋的に見えます。例えば、椅子・テーブル・ベッド/肉食・粉食/靴/伸筋優位...。これに対して日本は(少し前まで)畳・チャブ台/魚介・米食/ゾウリ・ゲタ/屈筋優位...。
文化が異なれば身体観も異なるのが当然で、中国の健身法や武術を学ぶ時、誤解や途惑いが多々あります。例えば、「腰」も中国では高め、日本は(骨盤まて含む)低めに捉えるようです。「気」の概念もかなり違いますね。歩き方も、踵から着地、爪先から蹴り出す(雄関慢歩など)のが普通になっていますが、最近日本では一部で裸足マラソン(薄い足袋をはく)が提唱され、前足底から着地した方が足首や膝への負担が少ないとのこと。これはゾウリやゲタのすり足に似ており、八卦掌などの平起平落に通じるものかもしれません。
爪先の開き(向き)や胸の開閉の問題その他、考えさせられる事は様々ありますが、結局は自分の判断や選択による、という当たり前のことに戻ってまいりました。ご意見などいろいろお聞かせください。
10年前、退職した当時は更年期も重なって体がふわふわして体調もすぐれませんでした。鶴見川の周囲を一時間程歩いたり、どこに行くのもなるべく歩くことにしましたが、体がこれだけではいけないと感じていました。そんな時、お友達が太極拳を習っていると聞いて私もすぐ入会しました。その時に練功十八法と出会いました。
始めはラジオ体操のような感覚でいたと思います。でも違いました。呼吸法と全身を伸ばしたりゆるめたり、一生懸命すると足も棒のようになりますが、終わった後は爽快です。教室では上にあげた手はまっすぐ、なるべく耳の横に、伸ばした身体も真っすぐです。「息を吸って、伸びて、息を吐いて、ゆるめて」最初のうちはあわてて息を吸ったり吐いたりしていましたが、今は身についてきたように思います。
長い間運動らしいことはしていなかったので、手も真っすぐに伸びません。ゆっくり一つ一つ丁寧に教えていただいて、汗もじわっと出てきて、その時はきつくても後で気持ちが良いです。「いい汗かいてるね。今できない事があっても鍛錬すれば必ずできるようになるから」と先生の励ましの言葉をいただきながら今に至っています。
また教室では、たまに輪になって按摩や、先生が一人づつ皆に指圧をしてくださり、ツボのことなど教えてくれます。イタ気持ち良いです。テレビを見ながらでもできるので本当にためになり、勉強になります。
毎年11月になると風邪を引いて寝こんでいたのですが、気がつけば10年間風邪も引かず寝こむこともなくなりました。教室のあった日は良く眠れるようになりました。これからも、ご指導してくださる先生や支えてくれる仲間に感謝しつつ永く練功十八法を学んでいきたいと思います。
練功十八法をしている為かどうかはわかりませんが、先日嬉しかったことがあります。私はいつも身長を聞かれると156センチと答えていたのですが、もっと高く見えると言われることがありました。身長を測る機会も特になかったので気にもとめていませんでしたが、先日職場の検診で身長を測ってもらったところ157.9センチありました。まさか40代になって身長が伸びるはずもなく、おそらく姿勢がよくなったせいかもしれません。そんなわけで、私は練功が最近ますます好きになりました。
私が初めて練功に出会ったのは8年程前、子供にもだんだん手がかからなくなってきたので自分の為に何か始めたいと思っていたところ、知人にとても身体にいいからと勧められ見学に行きました。激しいスポーツではないので初めてでもできるかなと思い、その後自分の家の近くにも教室があると聞き、茂原駅前教室で教えて頂くことになりました。最初は、見よう見真似でみなさんと一緒に動いていたので、ただ手足の動作を真似ていただけで膝が伸びていなかったり、息を止めてしまっていたりしたので、どこがどう身体にいいのかよくわからないまま動いていました。先生が繰り返しご指導してくださるのを聞いていくうちに、一つ一つの動作に気をつけながら、また呼吸も意識して動くようになりました。
そうこうして8年近く過ぎてしまいましたが、まだまだ正しくできないところや、できると思っているつもりでもできていないところもあるように思います。でも、今では虎口を開いて準備姿勢を取っている時には気も引き締まり、身体全体が伸びて気持ちよく練功ができるようになりました。
これからも精進に努め、ゆったりとした呼吸で気の流れを実感できるような練功ができるようになりたいと思っています。
私は「練功」が大好きです。特に「前段」が好きです。
私は子供の頃から「背中が丸い」と親や教師にポンと背中を軽く叩かれたりしていたのですが、さほど気にもせずにいました。働き始め忙しくなると肩こりや腰痛、背中の痛み等に悩まされ続けてきました。年齢的にも身体の限界を感じた9年前、仕事にある程度の区切りをつけ、「これからは、健康に良いことをしよう」と太極拳教室に通い始めました。そこで出会ったのが「練功十八法」でした。特に「前段」は背中も腰もすうーと伸ばす、これがなんとも言えない気持ち良さで、すぐに大好きになりました。先生の丁寧な指導で、要所要所での「伸ばして!」「伸ばして」の声かけにグッと伸ばすと、さらに身体が伸びて身長が伸びたように思えるのです。ですから練習は休みたくないので、義母の介護をしていた時もヘルパーさんにお願いしたり、実家の父の介護で富山に出かけていた時も練習に間に合うように朝一番の飛行機で帰ってきたりと努力しました。父の病院のベットの横で練習したこともありました。おかげで憶えの悪い私も「前段」は身体が憶えてくれたようでどこでも自然に出来るようになりました。
家の近くの三ッ池公園で時々ウオーキングをしていますが、まず練功前段をやってから歩き始めると背筋を伸ばしたままスッと足が出る感じがしてとても気持ちよく、そのまま良い姿勢で歩けるように思います。特に練功前段の最後の動きがまさにウオーキングの正しい足の運び方のように思います。長く歩いているといつの間にか背中や腰が曲がってくるので、また立ち止まって、練功前段の最初の肩甲骨をぐっと寄せる運動をして姿勢の建て直しをしてまた歩き始めます。これからの私の課題はこの練功とウオーキングの回数を増やし、より健康になることです。
練功にはじめて出会ったのは十八年前、家から歩いて五分の所に潮田地区センターが開設された時、お友達に「中国体操の教室があるから行ってみない?」と誘われて参加しました。初めて聞く音楽が新鮮で、見よう見まねでゆっくりと体を動かし、終った後に何とも言えず心地よい気持ちになったことを覚えています。
その後お友達はエアロビクスに変更、私は練功のゆったりとした曲と体操が合っていたのか教室に通うのが楽しみになり今日まで続いています。「継続は力なり」これといって運動をしていない私が今健康でいられるのは練功のお陰かなと思っています。普段の生活の中で前屈みになることは多いけれど、背筋を伸ばして手の先までピンと伸ばす動作はあまりしないものです。練功を続けたことでよい姿勢が保たれ、風邪も引きにくくなったように思います。
当初からお世話になっています岡田先生は明るくお元気でいつもパワーを戴いています。先生は一つ一つの動作を丁寧に教えてくださり、時々「若いのだからもう少し頑張って!!」と声を掛けられますが、身体の固い私はなかなか出来ません。そう、練功の動作は正しく行うととてもキツイです。でも私は練功が大好き、伸び伸びと出来た時の爽快感は格別です。それぞれの形は美しくかっこいいとさえ思います。二年前には中国旅行にご一緒させて戴き練功への思いも深まりました。
荘元明先生が健康の為に創られた素晴らしい体操、練功が太極拳のように広く知られるようになるといいですね。指導員の一人として正しい動作を伝えられるように学び続けたいと思います。そして練功と出会えたことにかんしゃしつつ、これからも素敵な仲間と楽しく続けていきたいと思っています。
会社人間だった私が定年を迎え61才から専業主婦になり、毎日の生活にも馴れ少々マンネリ化して来た時に、友人のお姉さんより体に良い中国の体操練功を勧められました。練功の先生も優秀な方なので是非習った方が良いわよという事で、61才の手習いが始まりました。
“練功十八法”という初めて耳にする言葉、何の意味もわからず初日先生の動作を見ながら美しい流れるような中国の音楽と号令に合わせ、夢中で手足を動かし、皆さん方について行くのがやっと、でも終了後はうっすらと汗をかき気分爽快でした。これなら自分にも続けられると思い練功の教室に入会しました。その後10年間練習を休まず続けて来た結果、体も健康、風邪もひかず日常生活に於ても動作が軽くなり、知らず知らずの内に体が縮んでいたのでしょうか、今まで手の届かなかった高いところの物も何の苦もなく届く様になり驚きました。”継続は力なり”ですね。
また、友人から以前「自分は小さな子供がいるのに喘息で毎月一度は床に着いて困っていたけれど、練功を続けてきたお陰で現在はまるで”健康優良児”よ」と聞き、練功の素晴らしさが再確認できました。同時に一人でも多くの人に練功のよさを身を持って知っていただきたいと思います。
練功は、体に気を通す体操なので呼吸法を正確に取り入れ、一つ一つの動作にも意味があり、ポイント、ポイントを理解し意識しながらこれからも勉強しつつ現在の健康な体を維持し、長く練功を続けて行きたく思っています。
最後に、ご指導いたただいた先生方、先輩、仲間、また私を練功に誘って下さった、友人の”天国のお姉さん”に感謝の気持ちでいっぱいです。
私が初めて練功と出会ったのは、4年前のある講習会でした。気功に興味があり、その時に体験したのが益気功でした。ただ息を吸って吐いてと繰り返しながら先生の形をまねるだけでしたが、それだけで手の平がジンジンして体がじんわり暖かくなったのです。体の変化に驚き興味が湧いてきました。
その後しばらく続けているうちに、益気功をすると体がゆるんで呼吸が深くなり、元気になったと感じるようになってきたのです。呼吸力も少しアップしたような気がします。日常生活の中で、無意識に肩に力が入り体が固くなっていることがよくあります。そんなときには益気功の出番です。今では、益気功は私の大切なリラクゼーション法となり、欠かせないものになっています。
続いて、練功十八法前段と後段を学ぶ機会があり、今まで自分が行ってきた体操やストレッチとは違う、形と呼吸と意識で体を操るおもしろさを知りました。練功や気功、太極拳のような中国の健康法に魅せられている私は、是非練功を学び続けたいと願い、教えていただける所を探していた時に、練功十八法研修会のお仲間に入れていただく機会に恵まれました。村上先生のご指導を受けて、さらに体に効く感じを得ることができ、おかげさまで会の皆さんと一緒に楽しく練習しています。
私は自分を導いてくれる人との出会いと同じように、練功十八法に出会えて幸せだと感じています。これからも、自分自身の健康維持のために続けることはもちろん、自分が体感した効果をまわりの方達にも伝えながら、皆さんと一緒に、長く長く練功を続けていきたいと思っています。
昨年は、第十六回練功十八法フェスティバルが、横浜市泉公会堂で行われ、参加させていただきました。理事長はじめ諸先生方にご指導いただき、また各同好会の皆様のすばらしい表演を拝見させていただきましたことが、とても勉強になりました。これも健康体操練功十八法の動きが私にとって心地よくて続けてこられましたことと、諸先生方のご親切なご指導のお陰と感謝しております。
さて私が練功十八法に出会うまでは腰痛や坐骨神経痛で毎週整形外科や接骨院に通って治療を受けておりました。ご近所でたまたま指導を受けていらっしゃった方が誘ってくださいまして、中国体操を学ぶようになりました。わけもわからず人まねをして手足を夢中で動かしていました。痛み止めを飲みながら週一回大河会に通い、家で体を動かしているうちに、痛かった腰も痛みを忘れるようになりました。(その後LQWに入り、現在は今井同好会に所属しています。)今では月一回血圧検査をしていただくだけで、体調は良好になり、昨年レントゲン検査の結果大戦で負傷した脊椎の傷が全治していると医師より告げられました。今年82歳を迎えますが、練功十八法は自分にとって生涯続けて行きたい運動です。ご指導賜った先生をはじめ、今井同好会各位の皆様とご一緒に練功ネットワークの発展を祈ってこれからも一生懸命続けて行きたいと願っています。
今から七年前のある日、家から出てすぐに道でばったりお友達に会いました。彼女は普段仕事を持っているので、ご近所に住んでいても、なかなか会うことがないのです。お昼ごろでしたか、私は「これからどちらへ行くの?」と彼女に聞くと、今から中国体操の教室へと言い、「あなたもどう?」と誘ってくれました。実は私はそのころ肩が痛くてマッサージに通っていました。その話を彼女にすると、「自分の身体は自分で治さなくてはだめよ、マッサージなんか止めて、私と一緒に体操教室に行きましょう」と言ってくれました。
次の教室の日、誘われるままについて行くことにしました。それが「練功教室」でした。教室のドアを開けて中に入ると、二十数名の方がいて、顔をみかけた方も数人おりました。先生から皆さんに紹介していただき、さっそく先生の合図で始まりました。流れるような中国の音楽と号令に合わせて、私は前の人の動きに付いてゆき、その日はなんとか終りました。家に帰ってみると、なんだか腰のあたりが痛いようでした。たぶん初めてなので変に力を入れていたようです。
何回か教室へ通っていると、不思議と肩の痛みも気にならなくなり、マッサージは止めることにしました。そして、今日まで練功を続けてきて色々な人ともお友達になれました。練功は体のすみずみにまで気を入れ、同時に呼吸を正確に、まだまだ勉強しなくてはいけないと、いつも思っている私です。
運動というのは、ハアハアと息が上がりへとへとになって初めて「あー運動した」と実感するものだ、とずっと思い込んでいました。好きな種目も自分の体力の限界を超えるくらいがんばらなくてはやったことにならない。若いうちはそれも楽しかったのですが、歳とともにしんどくなり、運動しなくなったなあと気づいた頃に、配られた広報のすみの「汐見台同好会」の一行が練功と出会うきっかけとなりました。
当時5歳だった娘と覗いてみると、エキゾチックな音楽と不思議な動きをする人々。自分より年長の方々の柔らかくて凛とした身体にちょっとびっくり。それでも自分も少しやればみんなに追いつけるだろうと高をくくってはじめました。そんなに甘くはありませんでしたが、あまりに自然に迎え入れてもらえたのが嬉しくてそのまま入会。気がつけば皆さんにかわいがっていただいて5年。10歳になった娘も共に楽しんでいます。
疲れるほど身体を動かすことが運動ではなく、運動すると疲れて他のことができなくなるという言い訳も間違い。素敵な仲間と一緒の練功から始まる時間のおかげで、気持ち良い毎日を送れているという実感があります。また、2010年度のフェスティバルでは、いつもご指導いただいている先生の斜め後方間近に立ち、ふとした拍子に目が捉えた先生の背中の筋肉の大きさと動きに釘付けになりました。それと同時に、「なぜ私は運動をしたいと思っているのか」ということを突然思い出しました。それは大好きなスキーをおばあさんになっても楽しみ続けたいからです。そのためにはさらに頑健でしなやかな身体作りを続けなければなりません。練功十八法とこの会の深い魅力にますますはまりそうです。
今回初めての中国旅行に参加しました。初めての上海はとても都会なので驚きました。高層ビルが建ち並び、タクシーはほとんどがワーゲン。街中を走る車は高級外車がズラリ!私が思っていた人民服と自転車の姿はない。日本と変わらない外食産業とファッション、これには本当に驚いた。
中国庭園の観光では、「一歩一景」という、一歩足を進めるごとに目の前の風景が変わる造りで、回廊花窓などさまざまな工夫が施されていた。どこも緻密な造りになっていて、時代背景の素晴らしさが感じ取られた。
黄山はあいにくの雨でしたが、合羽を着ての登山もまた良い思い出となり、景松、怪石、雲海と黄山を象徴する景色もロープウェイに乗りながら堪能することができた。この山深く標高1,000mを越す峰々に、石段を造ってきた人力のすごさを感心致しました。
安徽省南部の宏村は、古民家の白い壁と黒味がかった瓦屋根と清らかな水の織りなす風景が美しく、テレビで見た風景と一緒だった。
たった四泊五日の研修旅行でしたが、世界遺産三ヶ所も見学でき、練功の研修も荘建申先生に直接指導いただき、中身の濃い研修でした。事故、トラブルもなく和気藹々と楽しい旅行ができました。又の機会があれば是非参加したいと思います。これも理事諸先生のご尽力の賜物と心より御礼申し上げます。
練功を始めて20年位になりますが、毎回練習に行くのが楽しみです。体調が悪い時には自分で身体を動かして調整できるようになりO脚も少し良くなったように思われます。椎間板ヘルニアが良くなったといって遠方から通って来る方もいらっしゃいます。本当に練功の素晴らしさを感じています。これからも身体の許す限り続けて行きたい、練功の素晴らしさを伝えて行きたいと思います。
細く長く休みながらも続けていきたい。”継続は力なり”
練功に出会ってかれこれ七年、この度、永久指導員に認定されました。 太極拳は覚えるのが大変そうで、練功は体操と共通したところがあり、出来るのではと単純な発想で始めました。日本体育協会体操連盟指導員・日本障害者スポーツ指導員として中高年の体操教室、親子体操、中途障害のリハビリ教室などで活動させていただいています。
練功の練習も休みがちで熱心な生徒と言えませんが講習会だけは休まず参加してきました。先日受けた海老名先生の指圧講習会で下肢、特に膝痛に効くツボを二人組で実践指導を受けながら体感できたことは大変有意義でした。近年体操連盟でも単に体を動かすだけでなく、栄養学や指圧を取り入れたリラクゼーション等様々な分野の講習会が増えてきました。練功と体操は、充分体を伸ばし、体のすみずみまで血流を行きわたらせ体を温める、深く長く呼吸することによって体が緩む、たくさん共通項があります。長く続けることで脊柱起立筋・腹筋・下肢の筋力の衰えを遅らせ、柔軟な体を持つことで怪我の予防に役立つと考えます。 さらにバランスよく体を維持していくためには、物理的ストレス・精神的ストレスをいかに持たずに過ごすかが、健康で長く楽しい人生を送れることと考えています。認定いただいた資格を生かし、今後は両方の良いところを取り入れ、私の教室に参加いただいた皆様が気持よく帰っていただけるよう努力して行こうと思っています。
最後になりますが、お世話になった諸先生に心から感謝いたします。
毎日夕食後、四・五十分歩くことにしている。住んでいるところから十二・三分で鶴見川の土手に出る。このあたりの鶴見川は河口に近く、川幅はかなりあり、大きく蛇行して広々と大空間が開けている。
向こう岸の上空には、羽田から飛び立った旅客機の灯が二分間隔で次々に上昇して行くのが見える。下流には上り下りの電車の光の列がひっきりなしに鉄橋を行き交っている。上流の鶴見橋にも点々と車の灯が動き、ネオンや信号の光が川面に映って赤に黄に、青に緑にゆらめく。さながら華麗なる光の競演。風向きによっては川沿いの森永の工場からチョコレートの匂いやビスケットを焼く芳ばしい香りまで漂って来る。夜の散歩にとって誠に文句のつけようのない舞台といえる。
この川縁りを二十分ほど歩く。踵から着地することを心がけ、胸を張り、拳を作った両腕の肱を曲げて引き上げ、右左やや後ろに大きく振るようにすると上体も右に左に振れるようになる。それに合せて腹式呼吸を呼四歩・吸二歩の割合で行う。汗ばんで来ると川風が心地よい。
私の七十を過ぎての健康法は、この夜の散歩と練功を続けていることである。ところが困ったことに、散歩はまだ大丈夫なのだが、練功では膝が痛むのである。特に馬歩の膝をきちんと曲げようとするとズキンと右膝に痛みが走る。医者は出来れば練功はやめた方がよいのだが、と云っているが、今更やめる気はさらさらない。といって、このまま何も手当てをせずに続けていれば、老化には勝てず、膝痛は進みこそすれ治ることはないだろう。
あれこれと試した上、今は鍼灸に通っている。患部の膝の他に、肩、背中、腰、お腹、大腿、頭のてっぺんまで何十本もの鍼を打ち込み、その鍼に電気のパルスを流し、灸まで据えるという一時間。お陰で痛みはかなりやわらいで来たようだ。
私を練功に誘ってくれた先輩は九十三才まで練功を続けていた。その歳を目標に、膝痛をだましだまし仲良く付き合って、夜の散歩と練功を続けたいものだと思っている。
先日、電車の中で知らない人から「姿勢が良いですね」と言われ、ちょっと驚きましたが、内心嬉しくなりました。
私が練功十八法と出逢ったのは53歳の頃です。高齢化社会と言われ、膝や腰の痛みをかかえている人が多い中、78歳を迎えた今でも普通に歩けどこへでも行ける幸せを感じています。練功十八法を始めた頃は月4回の練習日を1回行っては休み、2回行っては休み、そのうち2年も過ぎた頃、自分でも身体の変化に気付きました。それまではいっも重たい身体と気持ちだったのが、身体も心も明るくなってきたのです。
ちょうどそのころ中国行きのお話があり、気功というものを何もわかっていないのに、練功をしている国はどんなところだろうと、あこがれだけで行くことを決めてしまいました。1987年10月でした。中国福建省福建中医学院へ。この学校は外国から研修にくる人のための施設もあり、8日間の研修を受けました。そこでは練功36法でした。朝になると校舎の横、体育館の前、それぞれ気功をしているのです。午前午後の練習も天気の良い日は神社、公園、木と緑の多いところでするのです。そこで初めて呼吸の持っ力の大きさを知りました。練功十八法上海大会にも1989年、1993年と出場しました。
練功を続けていると五感が養われ、身体が良くなることによって心も養われる、だから精神も安定し、毎日を楽しく過ごせるようになりました。そして最初に書いたようなことにつながったと思います。身体が納得する、身体が喜ぶ練功十八法、これからも良き友として歩んで行こうと思います。
2年前、スポーツクラブの太極拳教室に初めて参加し、練功十八法を体験しました。伊藤先生の優雅な動きに魅了されながら、見よう見まねで音楽に合わせ、手足を動かし「大きく息を吸い、小さく長く吐く」ゆったりとした動きと、この呼吸で頭の先から手足の先まで酸素が行きわたり、血流が良くなるのを実感できました。もう少し知りたく、茂原駅前教室に入りました。
50歳を過ぎた頃から、肩こり、目まい、不眠に悩み、お腹に力が入らずに前屈みになっていた私に「立ったときの姿勢も平らな床に寝た状態を保つように」とわかりやすい助言をいただき、遠くを見、足はしっかり大地をとらえ、虎口を開いた手を上へ下へ左右へとより遠くへ伸ばし回す・・・等々と一つひとつの動きを詳しく教わりながら楽しく学んでいるうちに、首、肩の重たい不快な症状がどんどん薄れて目まいも頭痛も起きなくなりました。今では教室が終わる頃にはうっすらと汗をかき、全身がゆるみ、のびやかな爽快感で気分も晴ればれ。
これからも知れば知るほど奥の深い練功を学び続け、気の流れをもっと実感できるようにし、自己免疫力を高めて、心身ともに明るく生きて行こうと思います。
練功十八法との出会いは、友人から「中国の体操なので一緒にやりましょう」との誘いでした。練功は見たことも知識も全然なかったので興味を持ち、さっそく岡田先生の教室に通い始めました。体育館で音楽と掛声に合わせ、静かな動作なのに力強く深い呼吸に合わせて身体を動かすことなど、その当時テニスと水泳をやっていましたが、走り回って身体を動かしていたそれまでと違う、一つひとつの動作の中にゆったりした気持ちの良さに魅了されました。また心を落ち着かせて精神の健康をもたらしてくれると聞く と、これは私にとって最高の運動だと思い、練功に出会えたことが嬉しく、これから心身ともに健康になれるように頑張っていこうと思うと、教室に通うのが楽しくなり、やっていく うちに奥深さを実感させられました。
仲間との語らいも楽しく、教室のなごやかな雰囲気のなかで、なかなか上達はしないけれど練功の時間を楽しんでいるうちに、十数年の年月が過ぎていました。
岡田先生の言葉の「元気で若々しく」を目標に、これからも素晴らしい仲間と練功を楽しく続けていきたいと思っています。
4年前、近くの地区センターで「太極拳と中国健身体操」の教室開催の案内があった。健康のため、何か始めたいと思っていたので申し込んだ。その中国体操が練功だった。全く今まで見たことも聞いたこともなかった。
早速練習が始まった。なかなか覚えられない。覚えては忘れ、忘れては覚えの繰り返しだ。しばらくは楽しむ余裕などなかった。それでも続けていると、面白さと難しさが少しずつ解ってくる。練功はゆっくりした動きの中にも、スピード感や力強さが必要だったり、また全身に意識を集中したりと、体と心の体操と思える。
体を動かすのは楽しいし、練習の終った後の気分はいいものだ。仲間が一緒ならなおさらだ。
この夏、先生や仲間のすすめもあって、普及員のテストを受けた。他のグループの仲間とともに合格した。まだまだ未熟は百も承知で、励ましの意と心して、ありがたく証をいただいた。
これからも続けて、練功がより面白く思えるように練習に励んでいる4年目だ。
練功と私との出会いは、少し前に遡ります。平成13年5月に脳出血のため右脳の開頭手術を受け18日間入院。術後、意識が回復する前に医師からは、退院後も七沢にあるリハビリ専門病院で治療を受けるようになるかも知れないと家族に話があり、妻は必死に四肢をマッサージしてくれたそうです。お陰で麻痺は残りませんでしたが、退院直前に食事をしている時、左隅に置いてある茶碗を左手で無意識に動かして倒したり、味噌汁に手を付けないことに妻は訝り、視力検査を受けた結果、左反側空間無視という後遺症のあることが分りました。この症状は、意識している時は左隅の視野が認識できるものの、無意識でいると見えていない状態なのです。退院後8カ月間は十数項目の検査とリハビリを受けて、医師からは、社会生活をしていく中で交通事故に遭わないように道路中央部分を意識して、常に左側を歩くようにと注意を受けて治療を卒業しました。退院後は外出、通院の際に殆んど妻が私のそばに付いていてくれました。
妻は私の発病前から練功の岡田教室に通っていたので、先生に出会うたびに、私にも教室へ来るよう声を掛けられていました。私も、ウォーキングと新聞・読書以外何もしていないのに背中や肩の痛みを感じていたので、妻に連れられ教室に通うようになり6年になります。
体調があまり良くない時でも、教室を終わって帰ってくる時には不思議に体がシャンとした気分になります。この爽快感が何とも言えません。喜びが得られるから長く続けてこられたのでしょう。また地域ケアプラザの転倒骨折予防体操教室のOB会でも80歳を超える仲間と元気に転骨体操をしています。
「二兎を追うものは一兎をも得ず」と思われる方がおられるでしょうが、綿や繭から繊維を引き出し、縒りをかけて糸にすることを「紡ぐ」と言います。私は、紡ぐ方法で年齢相応の体を練功とともに鍛えて行きたいと思っています。
練功十八法を愛好する皆様お元気でお過ごしですね!きっと皆様溌剌とご活躍の事と存じます。
私と練功十八法との出会いは、旭スポーツセンターで太極拳をワンタームお教え頂き、続けたい旨河村先生に御相談した折、「お教室が狭いので太極拳は出来ませんが、練功十八法という中国の健康体操をしていますのでよかったらどうぞ」というお誘いがきっかけとなりました。
エアロビクスはハードで年齢を重ねると足腰に負担がかかり無理かと思っていた時でした。中国語のカウントでゆったりと緩やかに流れる音楽に合わせながらの体操、「何か不思議な感覚!身体によさそう!」全身を動かし頭から足の先まで満遍なく腹式呼吸と共に気を取り入れ、終わった後の爽快感は、いつの間にか虜になってしまいました。腰痛を抱えておりましたがこれも練功のお陰でしょうか、いつの間にか軽減されたように思われます。
もう一つ。練功十八法はダイエット効果があるのかしら?
健康上の理由で減量が必要な折でした。朝夕2回の犬たちとの散歩は、この15年間毎日の運動でしたが、そこで効果を発揮したのが、カロリーコントロールと練功十八法でした。指導員の認定試験と時期が重なり,1ヶ月余り集中的に1日1〜2回、前段、後段、益気功、を続けてみました。基礎代謝、身体の免疫能力が高まり、汗をかいて見事ダイエットに成功。ダイエットの方法としての連功ではありませんが、身体を調整でき、効果が体感できる優れた健康法です。又、連功十八法は奥深く、本当に自分の内に自然と取り込める様、これからも精進していきたいと思っております。毎日続ける事が一番でしょうが、お教室に通って、めぐり合った素晴らしいお仲間と親交を深めつつ、熱心な最高の先生にご指導頂ける幸せ、「感謝、感謝」です。
練功十八法は、私のライフワークのひとつです。心身共に健やかに過ごす為にも、続けていける事と思います。そして一人でも多くの方に、この練功十八法のよさを解っていただけたらと思います。
定年から2年過ぎ、そろそろ運動不足を解消しなくてはと思い、区の会報を見て太極ふぁんそん会に入会しました。入会時青柳先生から「10人目の男性会員が入会しました」と紹介されました。会員は30人程で男性会員が多いサークルです。もちろん太極拳は初めてであり練功十八法という名前も初めて知りました。練習は毎週水曜日午前に2時間ほど、途中休憩や連絡事項等もありますので無理なく練習が出来るので助かりました。最初は先生の型を見たり、周りの人の仕草を見ながらみようみまねで始めました。
[心構え] なんでも習い事はそう思いますが、先ず休まず出席することを心がけました、一週間のサイクルが水曜日から火曜日になった感じです。何とか7ヶ月間一日もやすまず出席しております。やはり継続は力なりといわれていますが含蓄にとんだ言葉だと思います。
[フェスティバル参加] 一ヶ月ほどしてから、9月にフェスティバルがありますので伊藤さんも参加してくださいと言われビックリしてしまいました。なにしろ入会して間もないので殆ど何も出来ない状態でしたが、断るにも断れず参加することになりました。そしていよいよフェスティバルに向け前段の練習が始まりました。先生から一節一節丁寧に解説があり、それから型をやって頂いたおかげと先輩の皆様のアドバイスもあり、どうにか真似てやれば型になるところまできました? いよいよ当日になり表演が終わった時はほっとしました。表演のほか基本の演技や中国音楽演奏等もあり、緊張もありましたが楽しく有意義な一日でした。フェスティバルに参加してよかったと思っております。やはり目標を持ちそれに向けて練習することが大切であることを改めて認識しました。水曜日の練習日に前段の曲がかかると適度の緊張感が走り心地よい気持ちになります。まだまだ初歩の段階ですが、練功十八法は私の生活の一部になりつつあります。よりいっそう腕を磨き練功十八法の素晴らしさを身に付け、充実した生活を目指したいと思います。
「レジャー白書2005」によると、日本人の余暇活動ベストスリーは(1)外食(2)国内観光旅行(3)ドライブだそうです。続いて、カラオケ、ビデオ鑑賞、宝くじ、パソコン、映画、などが並んでいます(図表参照)。
ビジネスの世界では「費用対効果」という言い方をよくします。つまり、かけた費用に対して効果がどのくらいあるかということ。広告業界ではこの「費用対効果」がコマーシャルをどのくらい打つかの重要な決定要因となります。高速道路をつくるときには「費用便益比」といって、建設費用に対して経済効果や公益がどの程度になるかを測定する。数値が高ければ建設ゴーということになります(効果を大甘に見積もった結果が道路公団の大赤字になったわけですが)。言い方は違うけれど、これも「費用対効果」です。「コストパフォーマンス」ともよく言いますね。
余暇活動にこの「費用対効果」理論をあてはめるのが正しいかどうかは難しいところですけれども、どんなに満足度や効果が高くても、かかる費用が莫大だと費用対効果値、つまりコストパフォーマンスが落ちることは間違いありません。右の表を見てください。結構お金がかかるものが多いと思いませんか。その点、我らが練功は身体が元手ですから、ほとんどお金がかかりません。道具といったって履物とTシャツ・ズボンくらいですもんね。すなわちコストパフォーマンスが高い。ゴルフと比べればその差は歴然でしょう。
仮にゴルフコースに出たとして費用1万円(もっとかかるかもしれませんが少なく計算して)、効果100とします。練功が費用1000円、効果がゴルフの半分の50としても、費用対効果値(効果÷費用)はゴルフ0.01、練功0.05。ほら、練功の方が5倍も高い。この計算はまあ冗談としても、練功が少ない費用で高い効果があがるものであることは疑いのない事実でしょう。どうです皆さん、これからは練功をやったことのない人に「練功はコストパフォーマンス抜群ですよ」と宣伝することにしませんか。
練功十八法を知ったのは10年程前、近くの太極拳教室に移った時の事です。たくさんの人がそうであるように、太極拳のおまけに付いてきた様な物でした。ラジオ体操のように、きびきびと勢い良く、大きく背骨を捻り腕を振り回して・・・
ある時、別の運動サークルで練功十八法の話が出ました。20人足らずの中に4人も練功の経験者がいて、とても気に入っていたので久しぶりにやりたいと言います。早速テープを持参し試してみました。その時の驚きは今でも忘れられません!!! 皆の呼吸の深さ、ねっとりした気功のような動き、同じ音楽なのにリズム感が全く違う(苦笑)。
市の太極拳教室の指導を引き受けた直後の事だったので、家に帰ると慌ててインターネット検索!! 村上先生の教室にすぐ通い始めました。やはり悪い予感は的中し、荘元明老子の意図したであろう練功十八法に出会ってしまいました。目から鱗のショックを受けて、いい加減な指導をしては大変と、発想を転換して各動作の身体の使い方を見直して一人稽古し直しました。
坂本先生はじめたくさんの先生方のご指導を受けて、今も練功は私の中で日々進化し続けています。見栄えの良さや動作の大きさに惑わされずに、深い呼吸と共に身体の奥に意識を向けると、動きは全く違う意味を持ち始めます。理解していただくには時間が必要ですが、肱が曲がっていても、脚が上がらなくても、内側からほとばしる気の流れを感じられるような練功を習得していただく事を目指して、未熟ながら千葉の田舎で練功十八法を広めさせていただいております。今年も15歳男子から81歳の女性まで様々な個性ある皆さんと出会い、練功を楽しむ事が出来ました。質問攻めにしても丁寧にご指導して下さる村上先生と諸先生方、池尻の先輩方、自由な時間をくれた家族、益々丈夫になる身体に感謝しつつ・・・ 謝々。再見。
山登りを楽しんでいる中で、いつかエベレストの近くに行ってみたいと憧れを抱いていました。ネパール側から登るには誰もが通過する「エベレスト街道を歩く」というツアーがあることを知り、それに乗ることにしました。
雨季の5月から10月の上旬まではド・ドコシ川の吊橋も時には流される雨量で、アルピニスト達は10月中旬から12月末までに世界中から8848メートルを目指すそうです。私達は少し静かになる1月15日から10日間の予定で3875メートルのホテル・シャンポチェからエベレストの展望を満喫しようということで、高山病を心配して低酸素室で心肺機能のトレーニングをしての出発です。香港経由でカトマンズで乗り換えルクラに着きました。政情の落ち着かない国、空港を迷彩服の軍人が管理しているのには少し緊張しました。シェルパ、ポーター達と合流して2600メートル位の所から呼吸を整えてゆっくり歩き出しです。トタンを8枚、エンピの土管、豚肉一頭分を背にかついで歩いている村人には驚きです。信仰心の厚い民族でマニ石、マニ車、タルチョにポーター達が祈りを捧げる姿に私達も真似ての5日間の山旅です。ロッジに着くといつも甘い紅茶が振舞われ、これも高山病を予防するに必要な生活の知恵だそうです。3000メートルを越すと誰もが何らかの高山病の症状が出るそうですが、私は練功、太極拳をやっているせいか一切の症状がなく快適でした。友人は吐き気、頭痛、胸痛等で苦しみました。山登りは体力とともに呼吸法も大切だということを痛感しました。
ホテルでは20センチ位の積雪に会い、雪景色の360度の山々の展望とともに、憧れのエベレストがはるか彼方に金色に輝いていて皆してバンザイと大はしゃぎしました。
その後、7月には中国の太姑娘岳5025メートルも登頂し、青いケシの花も見てきました。
呼吸法を大切に、練功、太極拳を頑張ります。
私は気功とエアロビクスの講師をしておりますが、縁あって2年前より、今話題のデュークズウォークも学ばせて頂いています。
デュークズウォークを学んで感じたのは、練功十八法がいかに細かに研究された素晴らしい功法かという事と、両者の共通点が多いということです。もっとも、デューク更家氏は気功やバレエを基にこのウォーキングを考案されたので、それも当然かもしれません。
例えば、練功十八法前段の2番をするときは 僧帽筋だけではなく、胸を開くイメージでしましょうと、生徒さんには伝えてきましたが、そこに一言
「女性はここからオーラが出ると、魅力的になるんやて!胸をふわっとゆるめて、ここから光が遠くに出ているイメージを持ちましょう。」
と付け加えると、生徒さんの動きが俄然変わるから不思議なものです。
共通点は他にもあります。日本人の多くはちょこちょこと前屈みに歩きますが、それだと脚が太くなるばかりか疲れやすいのです。では、どうするか…
ここで、同じく前段の5番と18番が登場します。そうです、5番の肩胛骨を後ろに引く動き、そして18番、大地に踵から着く。あれを歩くときに交互にリズミカルすればいいわけです。デュークズウォークでは、仙骨をたてて体幹部の軸をつくり、その上に後頭部をそろえ、肩胛骨から腕、股関節から脚の部分は体幹部から切り離す感覚で歩きます。すると、歩きながらエネルギーがどんどん高まるのを感じます。練功十八法で求めているのはこのような感覚だったのではないかと、離れたところから練功十八法を見ることで、改めてこの功法の奥深さを知ることができました。そして、人間の身体に関しては、フィットネスも、ウォーキングも気功も、突き詰めていくと同じ所にたどり着くのだと感じております。練功十八法という確かな基礎を学んできたお陰様で、相乗効果をえることができたことに感謝して、これからも気功とウォーキングの素敵な関係を大切に練功に励みたいと思っております。
今から9年前、子宮、卵巣、甲状腺の半分を摘出という大手術の後、さらに追い討ちをかけるように、階段から落ちて右くるぶしを痛め、足を引きずらなければ歩けなくなりました。 そんな頃広報で練功教室を知り入会しました。教室までは30分歩かなければならず、通うのにとても骨がおれました。1回だけ行ってみよう、あと1回だけ行ってみようの連続が、ふた月もすると楽しみに変わっていき、3ヶ月が過ぎる頃には、なんと、引きずっていた足が普通に歩ける足になっていました。
「無理してはいけませんよ。できる範囲でやれば良いんですよ」の岡田先生の掛け声に安心し、先輩方の「そのうちできるようになるわよ」のことばに励まされ、特別に頑張った訳ではないので驚き感激しました。本当にうれしかったです。同時に気力も回復し、ボランティア活動も再開できるようになりました。今も手術の後遺症には悩まされますが、寝たきりにならない様に、10歳は若返って見える様に、元気はつらつな毎日が送れる様に、練功を続けていきたいと思っています。
そもそものきっかけは主人を車椅子に乗せて散歩しているころでした。いつ、どこでお逢いしても必ずお声をかけて下さる方がいらっしゃいました。何回かお目にかかっているうちに体操を教えていると話されました。その時は主人も健在でしたから虚ろな気持ちで伺っておりました。
主人も他界し一人になったときふと体操と云う言葉を想い出し見学に参りました。すると十数名の方がいらっしゃいまして、楽しそうに変った運動をしておられました。面白そうな体操に、私も家に一人で居ては「ボケ老人」になってしまうと想い、お仲間に入れて頂くことにしました。最初はなにがなんだか解らず(今でもですが)躰を動かしておりました。五ヶ月程してふと気がつくと外反拇趾で十数年来外出すると足の痛みに悩まされていた痛みが外を歩いても痛くありません。あんなに痛んだ足がどうしてと考えた末、そうだ太極拳と練功の教室に通う様になってからだと気が付きました。
岡田先生には主人の介護に大変な時期に親しくお声をかけて頂き、素晴らしい体操にも巡り合う事が出来、言葉では云いつくせぬ感謝の気持です。尚体操ばかりでなく豊富な知識をも兼ねていらっしゃって学ぶことも多々あり、週一度の体操が待ち遠しくてなりません。又素晴しい仲間にも恵まれ、満ち足りた日々を送っております。
現在私は鎌倉深沢公民館で中田さんとともに指導者として皆で楽しく練習しています。この練功こそ体の弱かった私を20年以上も支えてくれている素晴らしい大切な体操です。
30代半ば、頭、腰、肩、冷え、胸苦しさと体調を崩し辛い6年間、元気になりたい一心で何も分からぬまゝ練功に入会。美しい音色、柔軟と力強さの動作に魅了され、のめり込み、結果体質改善、希望を抱く、武田先生の下で指導員の資格を得、その後も一会員として練習を重ね、1989年第1回上海練功十八法国際交流に参加、中国の歴史の重みを肌で感じ日本の良さを再確認、その後1991年鎌倉に荘元明先生訪日講習会と沢山の楽しい思い出、縁あって2003年ネットワークに参加、感謝しております。
日本医学でも練功の効果実証、うれしい限りです。仲間も認識新たに練習に励む。「練功あっての私」と自負、健康と長寿を目指しています。これからも多くの方々に練習の良さを伝え参加してくれることを願ってやみません。
出会いは3年程前、スポーツがあまり得意でない私は、今までスポーツとは縁がありませんでした。しかし、運動不足を解消したくて、動作がゆっくりで誰にでも簡単にでき、体に良い運動で膝に負担が掛からない運動は無いか探していました。そこで太極拳の教室に参加しました。教室では、音楽に合わせ誰でも気軽に出来て、筋肉のストレッチ効果のある準備体操として練功に出会いました。しかし、練功は奥が深く、準備体操と言うよりとても体に良い運動で、前段・後段・益気功の三部作で構成されていて、自分自身が持っている自己治癒力をたかめる効果も有り、体の中から元気になり、それが自分自身の力で徐々に良くなり、健康に導いてくれる。
週1回の教室で練功に出会えて、私はとても良かったと思います。何故なら膝を痛め正座も出来ない程でしたが、三年続けて来て正座も少し出来るようになって来ました。「継続は力なり」で、これからも細く長く続けてゆきたいと思います。
私、横浜は大変懐かしいところで、黄金町と言うところに横浜市立大学の医学部と言うものがありまして、そこに通っておりました。
今日は私は下に降りてお話をさせてもらいます。ひざを詰めてお話をしましょう。そうすると気持ちと気持ちが通じます。介護をする方などは、これが大事なんですよ。人間関係が信頼できるかできないかということです。
そこで、いきなり結論を言いますが、皆さん方が練功十八法をやって痩せるとか、ダイエットになるとか言うことはありません。皆様方、平均年齢どれくらいかな?顔を見ても実に若々しく見えるじゃないです。大事なことは健康の中の気持ちです。と言うことは神経科学です。練功十八法をやったら自分のストレスが解消できると言うことです。そのメカニズムを調べているのが私です。
お渡ししたレジュメに健康曲線を書いていますが、見ていただくと50歳で落ちていくようには書いてありません。それはなぜかと言うと練功十八法をやっている人だから(笑)。 練功十八法をやっていない人はがたがたっと落ちていきます。(笑)皆さんはここに来ただけで社会的健康は大丈夫です。 来られなかった人はバッテン(笑)
今はほとんど6人に一人が生活習慣病のひとつ糖尿病です。糖尿病の怖いのは神経なのです。死ぬことは少ないですよ。
最終的には耳が聞こえなかったり目が見えなかったりします。 糖尿病予備軍と言うのは血糖値が高いとかそういうことではないんです。「先生、私血糖値低いんですけど」といって歩けない人がいる。既に神経がやられているのです。
中国に行って御覧なさい。みな表情がふくよかです。 お金は日本の1/6しかないかも知れないが実にふくよかです。そうなるには、皆さんは笑わなくちゃいけません。もう2回笑いましたね。(笑)それから、声を出しましょう。声を出すことは息を吐くことにつながります。 長息は長生きです。反対に最後の時は「息を引き取る」といいますね。このときは息を吸っています。笑っているときは息を吐いていますね。これを難しく言うと腹式呼吸ということになります。息は鼻から吸わなくちゃいけませんよ。口から吸ったら「息を引き取る」ことになってしまいますよ(笑)。
西洋医学では「息を吸う」ということばかり強調しています。これを有酸素運動といっている。東洋では息を吐け吐けといっている。若い人は有酸素運動で一生懸命やっていますが、皆さんはそんなことをやる年では無いでしょう(笑)厚生省は有酸素運動に予算をつけていますが、皆さんは練功十八法をやれば健康になることを証明して、練功十八法に予算がつくようにしてください。(笑いと拍手)
大事なことは健康寿命です。自分で歩いて食べる、これが健康寿命です。108歳が目標です。これは茶寿です。そのためには練功十八法だけでは行きませんよ(笑)。お茶を飲まなければならない。それは何かというと粉茶ですよ。私が住んでいる富山のすし屋で出てくるお茶は粉茶です。抹茶は高いから買えない(笑)粉茶はポリフェノール=カテキンが沢山でているんですよ。お茶の中にカテキンが出ているのはどうして分かりますか?3番茶はダメ。最初のお茶にカテキンが沢山でています。表面にホコリみたいなものが沢山浮いていますね。これがカテキン。カテキンは低い温度のお湯で出します。
私の話は治療じゃないですよ。予防ですよ。糖尿病になってしまったら知らん(笑)。そのためには抗酸化食品をとらなければならない。練功をやってはお茶を飲み、お茶を飲んでは練功をやる。これを毎日やらなければいけません。これが中国の人たちです。
108歳まで健康でいって、そこでストーンと落ちる。これを現代のハヤリ言葉で何といいますか。PPKですよ。PKOじゃないよ(笑)。ピンピンコロリですよ(爆笑)。イギリスに127歳まで精力絶倫で生きた人がいました。誰ですか?男の人はウィスキーで知っているでしょう。パー爺さん。オールドパーですよ。そこまで私たちは出来ないけれども、108歳まで気持ちだけは健康、ということは精神的にストレスがないようにすることです。それから食べるだけ食べて出すことを考えないと、便通の機能が衰えてきます。練功十八法の前段では腰を廻しますね。これは内臓を刺激します。副交感神経系を活発に働かすんです。これで大腸がんなどが少なくなってきます。練功十八法の中には抹消を強調する運動があります。これは頭を活発に働かします。これはボケ予防になります。
練功十八法と言うのは心の健康です。それと腹式呼吸、息を吐くことを強調しています。これを毎日毎日やることです。それがどうしても出来ない人はお風呂の中でやりなさい。それがなぜかと言うことはこの次のお楽しみにしておきましょう。
5年前、小林拳に通っている息子の張り切って練習している様子、そして技法だけでなく武道を通して多くのことを学ぶ姿に刺激を受け、私も何か運動に挑戦してみたいと考えていました。
ちょうどその頃出会ったのが、練功十八法です。心地よい音楽に合わせたゆったりとした動きの中にも、武術にも通ずる力強さを感じさせる練功に、初めて見た時から引きつけられ、早速、”太極ふぁんそん会”に入会させていただき、現在に至っています。
最初の頃は、動作や順番を覚えることで精一杯でしたが、ようやく最近になって、無理をせずに呼吸が合うようになり、大きく広げた手のひらからも、しっかりと地に付けた足の裏からも、自然の中に満ちている"気"を取り込むイメージをもつことにより、なお一層、体を動かす気持ち良さを味わえるようになりました。(気分が良くて?順番を間違えてあわてることもしばしば...)そして何よりも嬉しいことは、体が伸び伸びすると同時に、心も伸びやかになるのを実感できることです。”心も体も柔軟でありたい”と願う私にとって、練功十八法は心強い見方です。
昨年6月には、青柳先生のご指導のおかげで認定試験を受け、普及員の資格をいただくことができました。ありがとうございました。
これを励みに、これからもあせらず、楽しみながら学び続けていきたいと思っております。
七十回目の誕生日を前にして、俵萌子氏の「生きる事は始めること」という随筆の「七十歳の挑戦」というサブタイトルが私の心に漣をたてた数日がありました。「又何か始めねば」という思いに駆られたのです。しかし私のカレンダーにその余地の無いことに気付くに時間はかからず、更にその本の帯にある「幾つになっても学ぶことは楽しい」という一節がその挑発に乗ずる心を静めてくれました。今の私は充分「学ぶことの楽しさ」を享受していることに気付いたからです。
私のカレンダーには「学ぶことの楽しさ」を与えてくれるものが幾つも長期に又は短期に、滞在しています。練功十八法はその一つで、ある時は太極拳と共にある時は自立して、長い間定住し、私の心身の健康とそれに基づく幸福を与え続けてくれました。現在、雑多の「学ぶことの楽しさ」を味わいつつ古希を迎えられるのは、練功十八法が常住してくれたお蔭に違いありません。練功自体、実習を重ねる程学ぶこと多く、心と身体で受けるその喜びもそれだけ大きくなることを実感しています。生まれつき不器用な上に、これも又生来の怠け者で自習を怠る身であれば、その時間と成果は必ずしも正比例せず、教室の後輩から在席年数を問われるのが怖い私ですが、これ程長く続けられたのは、先生や先輩を含むこれら道友との出会いと交友の楽しさあってのことで、有難いことです。今後もマイペースで、この楽しみを多くの友と共有して行けたらと願っています。また、おかげで自覚する体力年齢は外観に追いつかず、横浜市からの「敬老特別乗車券」という'パス'を喜んで使わせて頂きながら、席を譲られたりすると一瞬戸惑う古希でもあります。これからはこの現実をも素直に受け入れて、心から「お譲り頂いてありがとう」と云える老人になることを「七十歳の挑戦」といたしましょうか。
練功十八法を初めて体験した日の事をハッキリと覚えています。
カセットテープの音楽と掛け声に合わせて、手足をのびのびと伸ばし、首・肩・腰を廻し、一通りの動作を終えた後に心地よい爽快感がとても印象に残りました。
前から練功十八法を習うチャンスを探していましたが、村上先生の教室で講習を受けることが出来ました。普段運動は少し行っていますが、練功十八法は全身を動かしながら鍛錬する体操で、私に最適と思い、続けて参加することにしました。
練習会は月一回で生徒さんは永い経験者が多く、私は型を覚えるより皆さんの動作について行くのが大変でしたが、先生及び先輩方の指導を頂き練習を重ねて行くうち楽しく動けるようになり、感謝をしています。
また自宅で練習用にとビデオとカセットテープを購入し、細部の確認と全体の流れの復習にとても効果をあげています。時々テープの掛け声からはなれて超ゆっくり動くと、筋肉の動き・関節の動き・全身の緊張感がとても良く理解でき、一味ちがう練習ができます。
私の少ない経験ですが、練功十八法を始めてから姿勢が良くなり、また気力・体力・運動機能の向上が見られ、練功十八法の効果に感謝しています。
これからは中高年の皆様の健康増進にすばらしい練功十八法を紹介して行きたいと思います。
今日のテーマは皆さんのやっておられる練功十八法を含む代替医療、その中で目に見える医療と目に見えない医療ということをお話ししてみたいと思います。
最近は、正規の医療だけではどうも足らんと、代替医療ということを一生懸命模索しているのですが、アメリカなんかではこれが大変に発達してきました。逆に言えば日本の方が遅れています。中国の方では、代替医療の分野といいますのは、はじめから医学教育にとりいれられている。毛沢東の時代に早期医療を大切にするということで、西洋医学と中医学の勉強をするようになっています。中医学は漢方薬剤、針灸、それから推拿、の三つの学科に分かれております。ですから、医学の教育の範囲が西医と中医にわたっています。
日本では西洋医学の勉強ばっかりです。日本では明治の時代に明治17年の太政官布告で西洋医学一辺倒になったんです。それ以前は西洋医学を勉強しているものは300人ぐらいで、ほとんどは漢方のお医者さんでした。当時は脚気というものが非常にはやっていました。漢方で脚気が治るか西洋医学で治るかということを論争していました。ビタミンB1が発見されて、脚気の治療になるということが分かって、西洋医学一辺倒になりました。西洋医学を勉強したものでなければ医師免許証が与えられなくなった。それまでは、独学で勉強して漢方医になったというのは江戸時代にはいっぱいありました。
中国の場合には、推拿学というものがありまして、私と(練功ネットワーク特別理事)池内さんともう1人私の後輩と3人で20年ぐらい前に勉強に行きました。東昌病院という上海の病院に行きまして、そこで池内さんが練功十八法を僕は診療のほうを見学していたんです。練功十八法は何が発祥かというと、78年ぐらいに文化大革命が終わったんですが、83年ぐらいに、工場労働者の腰が痛い、足が痛いといったことをそれを予防するための体操だったんです。そのとき東昌病院で私も初めて見たんですけど、推拿で大抵のものが治るということでした。そういうわけで健康医学の体系という物が出来てきました。
日本では、西洋医学は保険が効くという中で、医療費の負担が増え、政府もお金がないということになってきています。ですから、自分の健康は自分では守らなければいけない。体にさびがついてくるそのサビのすき間からいろんなものが入ってきて、高脂血症といった血管の病気になったりします。
それから益気功の気ということに入ってきますとこれは西洋医学と大変違うところです。これは目に見えない。逆に言えばインチキというものがたくさんあるわけです。きちんとしたものもあります。目に見えないものですからそこをきちんと押さえていこうというわけです。西洋医学では目に見えないものは信じないという精神があります。細菌というのは顕微鏡の下で目に見えるわけです。それが日本の軍隊に当時要求されていました。ところが最近では、個人個人の問題に対処するというのはそういったことでは具合いが悪いということになってきた。集団医学的に一網打尽にするのではなくて、個々人に対応しようとすると、東洋医学の考え方に近づいてきました。
最近では西洋科学でも目に見えない素粒子というものを対象になるようになってきました。私の出身は放射線医学なんですけれども、私の出身大学では量子診断学というふうに名前が変わりました。皆さんの耳にするのはCTとかMRIとかですが、あれはコンピューターにかけて映像をつくるというものですから、量子そのものは目に見えないものです。そういうふうに、西洋医学でも目に見えない世界というものをやるようになってきた。東洋医学では目に見えない世界を最初から観察という形でやってきた。気功というものは目に見えない世界です。この気というものが西洋になくて東洋にある概念です。それから血の流れ、水の流れ、この気血水というものが東洋医学の根幹をなすものです。この気というものは目に見えないけれども大変重要である。それでその見えないものが素粒子という形で西洋でも理解されるようになってきたというのが時代の流れでございます。こうした中で練功十八法の意義というものを十分理解して行っていただけたらと思います。
太極拳教室で練功十八法初体験してから、練功が楽しみで教室に通いました。その大極仲間と今年(*)元旦朝から練功を続けてもうすぐ一年になります。旭スポーツセンター玄関の庇下で雨の日も、雪降る時も。夏は木陰で続けました。休みは留守の時ぐらいでしたが、自分一人では続けられなかったと思います。
仲間が待っているから急いで向かう日々に、気付いたら今年は夏から風邪をひかないのです。仲間も皆元気で毎日顔を合わせます。朝の益気功の鍛練で、呼吸機能が向上し、予防治療に役立っていることの証明と思います。
認定試験も親切にご指導くださった先生方や先輩の皆様方のおかげで、指導員資格をいただくことが出来ました。ありがとうございます。「本当はまだまだ未熟だけど、今後に期待してますから精進努力をしなさい。やっと練功入門しましたから本当はこれからですよ。」そう受け取りました。運動神経が鈍い私でも継続は力なりで、毎日続けているうち精神も体も安定して健やかな日々がすごせ、大変うれしく思います。
この経験を少しでも活かし役立てるよう、今後も練功十八法を永く続けていきます。練功の輪が益々大きく広がりますように、そして今後もどうぞよろしくお願いいたします。
*編集注:2002年
長い間、太極拳の為の準備運動として練功してきました。と言うのも、練功との出会いと太極拳との出会いが一緒でセットになっていて、太極拳がメインの練習の中では、練功は前座的存在で、伝えられるまま体を動かしていたかな?って感じでした。が、太極拳の交流会で、練功のグループの人たちと交流する中で、自分の動きがどうも何か変では?と言う事に気が付き、現在お世話になっている練功ネットワークへの仲間入りが実現した。
と、言う訳で〜
入会して間もなく上海へ直々の荘元明老師の講習、そして試合?にも参加させてもらえるな〜んてラッキー!の一言。(*)習いたての益気功、試合に向けての特訓が始まった。チョットオーバーだったかな...目指す所があってこそ頑張れる。常に志しは、富士山の頂上を目指す(たんに富士山が好きなだけ!)
私が好きな言葉の一つに、「継続は力なり」の言葉があります。毎日練功しないと真価は中々味わうことは出来ない!!日常生活で大事な事は栄養(食事)、休息(睡眠)、運動の三つで、この運動に私は練功十八法と太極拳を取り入れたいと思いながら、中々実践出来ていません。毎日の生活の中に無理なく自然に溶け込ませる事が出来たらなーと、目を閉じて全身の関節を緩ませる。肩、胸、腰、股関節、膝、足首、そして足の裏は根をしっかりと張り、心はゆったりと寛いで柔軟な筋肉がやしなわれるなんて最高な運動。内から外から健康になろうね。
練功の素晴らしさを知っている私達、チョッピリ勿体無いけど、伝えたいなーと思うお友達に教えて上げてください。最近は、一歳に成ったばかりの孫に教えられています。お座りが出来、はいはいをしようとする時の柔軟な手、足、体、如何なる束縛も受けずスムーズに、伸びやかに無心で...
*編集注:2000年上海練功十八法国際交流大会
私は今、世田谷区で60代から80代の方たちに「痴呆予防」を目的とした活動の一環として運動を指導しています。昨年の3月にスタートするにあたり、プログラムの内容づくりに関わりましたが、柱となる運動の他に何か音楽に合わせたいい体操はないかと専門家にお話を伺ったり、いくつかの自主グループを見学したりしました。そこである高齢者の方々のグループで練功を行っている様子を見て、何てゆったりとした気持ちの良さそうな魅力的な体操だろう、と一目で「これがやりたい。」とその時思いました。初対面で一目惚れです。そして私の目に間違いはなかったと今確信しています。ただ私は何も知らない初心者でしたし(今も殆ど変わりませんが)学ぶ為にいろいろ調べて、このネットワークを知りました。この選択も大正解だったと自分を褒めたい気持ちです。それからはビデオとテキストで勉強し、出来る限り池尻に参加し村上理事長にご指導をいただいております。知れば知る程奥が深く、今では自分の為にもずっと続けていきたいと思っています。
練功の魅力は、スキーに共通したところがあるように思います。初心者は初心者なりに、上級者でもさらに上を目指す喜びや楽しみがあると思うのです。今関わっている高齢者の方たちも体に疾患をお持ちの方が多いのですが、皆さん練功が大好きです。細かいところは指摘したらきりがありませんので、まず楽しい、気持ちいいと感じられるレベルで取り組んでいます。それでも今では前段が一通りお出来になるようになりました。これから私も学びつつ、少しずつでもそれぞれが上達を目指していければと思っています。集中して前段を通して終えた後の皆さんのすっきりした満足そうな笑顔を見るのが私の喜びでもあり、エネルギーになっています。練功との出会いに感謝、です。
新しく練功に入会された方から、「何年されているのですか」と時々聞かれます。路上でばったり
以前の仲間に御会いすると「よく続くわねえ」とおっしやいます。青柳先生が左近山スポーツセンター
に太極拳の教室をお開きになって二・三年後に入会したと思います。当時河村先生は太極拳の先
輩でしたので、よく後についてまねをしたように思います。練功十八法は太極拳の前運動として前段
を行っていました。
舞踊、謡、リズム体換、俳句、習字...
主人の転勤先でいろんな事に興味をもち入会しましたが、十年続いたものはありません。練功と太
極拳はこれからも続きそうです。それは仲間のいいこと、呼吸に合わせ筋肉をのばす爽快感、出来
なかったことが出来た時のよろこび、皆と呼吸が一つになったときの一体感、左近山スポーツセンタ
ーまでの自然が美しいこと、四季折々の花と緑、季節のうつろいを肌に感じながらの往復一時間の
友との語らい、練功のあとの食事の楽しさも大きいかもしれません。
今年の夏は極暑の連日でしたが、仲間六人「利尻礼文満喫の旅」に出かけました。これも練功の
あとの食事の雑談のうちにとんとん拍子に決まり実行できたのです。この三泊四日は私にとってスリ
ルと感動と感謝の忘れられない日々となりました。
私の誕生日には孫達が毎年「いつまでも元気で若く美しく」とメッセージをくれます。若く美しくは
無理としても元気でいられるよう練功を楽しみ続けていきたいと思っています。
私は、練功が好きです。週に一度のこの時は、日常の生活に追われていないひとときです。
上手にやろうとか、多くを覚えようとかはあまり考えていません。それよりも気持ち良く、伸び伸びと
出来た時には、とても嬉しいです。雑念を忘れて、精神を集中すると静かな世界が広がります。どうし
て、あんな小さなことを気にしていたんだろう。何故、あんなにせせこましく時間に追われていたのか
しら。
練功メロディーは、中国の広大な自然を想わせます。大きく、呼吸をして自分の手を掲げるとその
大地に日が昇っていく様子が目に映る様です。そして、子供だった頃の自分を思い出します。どうし
て、あんなに、何もかも新鮮にみえたのかしら。なんで、あんなに体を動かすことが楽しかったのかし
ら…。
怠い体も動くにつれて、動きたい・動きたいという声がきこえてくるようです。岡田先生の皆を気づ
かう優しさが指導を通じて伝わってきます。少し、上手になったかしらと周りを見回す余裕が出てきた
時、皆はもっと上手になっている事に気がつきました。
大会へ行った時には、やっている人も見ている人も真剣な姿に緊張しすぎました。でも、多くの人
数で出来る事は強みで、前の人達も頼りに何とか終わった時は、ホッとしました。多くの人達の前で
何かをするのは、何十年ぶりで練習不足は実感しましたが良い体験となりました。
ストレスの多い社会、健全な体に宿る、健全な精神。指導員・普及員の方々の御活躍を期待しま
す。練功・そして岡田先生に出会った瞬間、私は、自分の人生の中にキラリと光るものを感じました。
第一歩は、出来なかった自分に落胆して、靴をはきかえるのも忘れました。今は、明日は今日よりも
たくましく。
もう長い間、椎間板ヘルニアやら座骨神経痛に悩まされ、やっと痛みから解放されても中々医者
とは縁が切れなく、担当の整形外科の先生から何か体操をするのが一番と言われていても、中々そ
のようなチャンスがなかったのですが、ある日Sさんから中国の体操をしている事を聞いて、誘われ、
はじめの日は見学のつもりで参加してみました。
カセットから流れる中国のメロディに乗せて元気のよい中国語の掛け声、”イイ、アル、サン、スウ”
での体操は見ていても気持ちがよいものです。
見学のつもりが、いつの間にか仲間に入り、皆について手足を伸ばしたり、首をそらしたり、体をひ
ねったりして見ると痛いうえ、辛い程である。これは日常いかに身体を部分的にしか動かしていない
証拠のようなものと思う。毎日あちこちと飛び回って、かなり体を動かしているつもりだが、いざこのよう
に体換をして見ると辛いはど痛いのにあらためて驚くほどである。日ごろ動かしていないところの筋肉
を運動してバランスよくするのが体操のよいところと思う。
長い間参加している人から比べればまだほんのわずかであるが、二回三回と続けて見る事が大事
だと思い、多少他の人と比べて何となくぎこちなく、運動禅経、反射神経が人一倍鈍いとは言え継続
して皆について行きたいと思う。
平均寿命が八十代の現代、より健康に過ごすことが大事な事で、たとえ無病は望めなくとも、練功
十八法を生活のなかに取り入れて健康で有意義な毎日を過ごしたいものである。
練功ネットワーク上海・北京の旅に、上末吉太極拳の仲間と参加いたしました。
上海空港から迎えの車に乗り、左右の高層ピルが立ち並び、色彩あざやかな景観に、雄大
な発展都市を感じました。華東大酒店に着きますと、付近の商店は夜遅くまでネオンで明る
く、早朝はバス、自転車のラッシュで響笛絶え間ありません。向かい側の公園へ早朝練習の
ために外出した私達は、信号無視の車を村上団長の両手の制止合図で、恐いながらも横断で
きました。
自主練習二回と荘元明老師の直接指導を受講して、練功十八法国際大会に出場した私達
は、努力のかいあって二等を受賞し、その夕は上海で有名な錦江飯店に歓迎招待されまし
た.中華料理を囲みなごやかに、チームごとの得意芸の披露に拍手を、荘老師のテーブルか
ら祝杯の大歓声が盛り上がり、遂には会場全体に友情の輪が広がって、楽しい国際交流の会
になりました。
レトロな建築物のライトアップを背に、外灘に二重三重に連なる人垣は、対岸の東方明珠
のテレビ塔の夜景を飽きもせず眺めています。大勢の人並みにも関わらず、トラブルも無
く、さすが大陸の人はゆったりしてると思ったことでした。上海では更に人民広場、上海博
物館、玉仏寺、友誼商店等を見学しました。茶館でお茶のサービスかと座ってみれば、若い
女性の日本語での見事な説明に圧倒され、その都度烏龍茶を買ってしまいました。
今回の旅行では、個人的に古い友人の傳釣文さんと再開の機会を得たことを感謝します。
傳さんの少年時代の遊び場だったという南京路(東)を往復しましたが、中国も今年からゴ
ールデンウイークが休みとなり、地方から来た人たちで何処も賑やかでした。人民食堂へ案
内され、そこで結婚式の祝宴に出合い、見習の説明を聞いたり、写真も撮らせてもらいまし
た。
首林北京は故宮を中心に東西南北の広大な地域に巨大な建築物が点在して、とても二日間
では観光しきれない感じです。バスの中から、高層ビルの合間に胡同(横町)を見かけ、
「歩いてみたいね」と車中で話していましたが、?和園の帰り道偶然に胡同を通りかかりま
した。同行の河村さんと、「見たいから待って」と大声をあげて、急いで商品を見て歩きま
した。
最後の夜は新世紀飯店内の商店でお土産物探しをして回り、楽しい旅の想い出になりまし
た。
一昨年、鶴見公会堂にて練功十八法の演技を見て親しみを感じ、青柳先生の会に入れて
いただきました。ゆっくりとした動作で無理なくよどみがない。そして天を支え大地を押
え、指先に「気」をイメージしてすーっと伸ばす。バランス良く出来た時は誠に気持ちが良
い。ラジオ体操やテレビ体換とは、何か根本的な違いがある様に思います。
練功十八法は漢方医荘元明氏が「黄帝内経」や、荘子の「刻意篇」に鋭かれている「導
引」から発展した理論や臨床経験を整理して完成させたものと言われます。黄帝や荘子の存
在は、夫々紀元前約二千年、紀元前約三百年ですから、導引の術は二千年以上の昔から行な
われてきたものと言えます。
漢民族は常に異民族の侵略を受け、また内乱や革命で頻繁に国王が変わり、常に生命の危
険に晒され、大地にはいっくばって必死に生きてきました。彼らを支えてきたものに道教の
大衆信仰があります。その教義でも長生不死を目的とした「調息導引」養性法が説かれてい
ます。
練功十八法の音律に乗り、ゆっくりと動作していると、漢民族が有史以来貧苦の中にあっ
て、儒教の教義、易六十四卦の陰陽の哲理、道教の大衆信仰等に支えられ、導引の地味な医
療体育を粘り強く続けてきた、民族の地鳴りの様なものを体感させられます。悠久なる歴史
の奥深き味とでも言うものでしょうか。
昨春は上海での国際交流大会に参加でき、直接創始者たる荘元明老師の教示をいただき
まして貴重なる思い出を胸に刻み込むことができまして幸せと感じています。初めて練功に
めぐりあって、約二十年の歳月が流れましたが、我が人生における練功の重みは測り知
れないものがあります。
毎日のように、一日の業を終えて鏡の前に立ち、自分の姿と相対する。精神を集中して心
を込め、「自然呼気」と「呼吸練気jの動作を必ずなす。「調身」「調息」「調心」の三つ
の要素が宇宙との一体感を生み出し、万物と同化するのを覚える。また、自分は登山が好き
だが、山頂に立って遥かなる山々を望み、流れ去る雲に語りかけ、雑念を去って「益気功」
の動作をなす。身も心も一如となって宇宙との「一体感」を実感するのを覚えます。
練功においても、その形は簡単に身につきますが、内的なもの、精神的なものは自分で作
りださねばならないと考えています。現代は生きることへの優しさをなくした時代といわれ
ています。自身が自己をみつめ、深め、いのちにめざめ人間として、しなやかに生きること
が求められています。「自らを癒す」という言葉がありますが、この「癒す心」を日々の生
活の中に育むには練功十八法が最適であると信じています。個を大切にすることを忘れ、自
分の足元すら分らなくなってしまった時に、生かされて生きることにめざめ、健やかに、し
なやかに生きることに通じるものと感じます。
ご縁をいただき皆さん方とともに、練功ネットワークの一人として日々精進できますこと
を感謝しています。「生きる心」は「学ぷ心」です。練功の動作のひとつひとつに精神を集
中し呼吸と合わせて演ずれば必ず効果があります。「心身一如」は健康の基本です。新世紀
を迎えて皆さん方にも、それぞれの抱負があることと思いますが、健やかに、しなやかに、
充実した生活を送るため、初心にかえって自己研修につとめますので、諸先輩の御指導の程
をお願いいたします。
東京の武道館ができて間もなく、楊名時先生のお教室が始まり参加させててただいた。三十数年も昔のことである。太極拳の名も、気功という言葉でさえも殆どの人々が知らなかった時代である。「目をかるくつぶって、膝を開いて腰を落とし、力を抜いて、両手をのばし肩の高さまでゆっくりあげて下さい」と、御指導は始まった。力を抜いて両手をゆっくり上げると、手の重みに気づき、何故かとお尋ねした。「よく気がつきましたね。そのうちに分りますよ」とのお返事をいただいた。東京を離れたこともあって、ほんの数ヶ月の御縁だった。テレビに、新聞に楊名時先生と、当時ごいっしょに始めた中野晴美さんの御活躍を拝見すると、両手の重みと、最初の日からまるでピチピチしたお魚の様に見えた中野さんのしなやかな姿態を想い出す。
偶然の事から、上大岡で河村先生から練功十八法を御指導いただくようになって間もなく五年になる。大病をしたり、雑事に追われたり、鎌倉からの距離を云いわけにさせていただいたりして、休み勝ちではあるが続けている。河村先生、そして先生の御病気の折に代わって御指導いただいた橋口先生、このお二方の先生は私達の小さなグループに
"わざ”を教えて下さるだけでなく、ここで醸しだされるたのしい雰囲気はまことに心地よく、これが気の流れというのかと思う。まだ、両手の重みの意味は分らないが、気功と云うものの深みを勉強したいと思う。有難いことに、いろいろと興味が湧いて、今さらでなく、今からと生きてゆきたい。
十八練功のおかげでもう一つ有難いことがある。姿勢が悪くて両親によく注意されていた私が、近頃皆さんに背筋がピンとのびてとほめられる。先日、四十数年ぶりで待合わせした友人に、背筋をピンとしてサッソウとして歩いてた人がまさかあなたとは...と云われた。しかも同年配と云えども男性で。
新しい年は怠けずにと心に誓った。
私が始めて練功と出会ったのは、太極拳を始めて5年が過ぎようとした時、太極拳を始める前に教わりました。この時は太極拳を行なうための中国準備体操としての練功でした。
御巣鷹山墜落事件の夏、太極拳学習のため中国上海へ行った時、公園で太極拳を練習しているグループに交じり練功だけを練習している人を見て、私は驚いてしまいました。なぜ驚いたのかと申しますと練功は太極拳を行う前の準備体操としか考えておりませんでしたので“太極拳の準備体操=練功”の構図が崩れてしまうと同時になぜ練功だけなのかと思ってしまいました。
それからほどなく練功の講習会に出席した時、動作が単純なのに真剣にやればやるほど難しいことに気がつきました。確かに練功は始めてまもない人でも、数年間継続している人でも爽快感が得られますが、練習すればするほど練功の面白みが加わっているのではないかと思います。
最近の中国の報道では太極拳や練功にブームは終了したと聞いていたため寂しく思っていましたが98年夏上海ワイタンを歩いた時、木陰で現在私たちが行っている練功動作を2倍にした練功を中国市民が行っているのを見て練功も進化していると感じました。
本年も宜しくお願い申し上げます。少し艶っぽい道歌をひとつ。
柔術は若きおみなの乱れ髪
結ふに結はれず 解くに解かれず
柔術高木流の歌の由ですが、考えてみれば、「いわく言い難し」は柔術の精妙さに限らず、人間や自然全てに言えること、練功十八法も太極拳も競馬も難しいわけです。ただ、自分の練習や人に伝える際、言い難しばかりも言っておられず、更に明快なご教示を切望ばかりしております。
麹池先生達が、練功十八法を京浜地方に初めて紹介されてから、早や20年。愛好者の広がりに驚かされます。私はといえば、(これはあまり人に言いたくないのですが)先輩や友達に「お前は苦労人だから」と言われるその苦労が心身を固くしている故か、柔軟性の必要をいつも感じています。今年こそ少しでも正しくと思っていますが...
今から約三十余年前の私は仕事で一年間で二日しか休めなかった毎日がありました。その頃はまだ若かったので毎晩酒で疲れを癒して頑張って来ました。そんな或時、このまま行ったら肝臓が駄目になるのではないかと不安感がおそってきました。そこでアルコールが入らなくて疲れがとれる飲み物はないかと探すことにしました。今はそんなこと言っておったら笑われるかもしれませんが、その頃にはそういった飲み物はなく、グロンサンがあったかどうかという頃でした。何かないかと雑誌等で探しているうち目に止まったのが枸杞茶でした。まだ自然食品という言葉もあまり知られてなかった頃です。これだ、と早速とびつきました。それから間もなく主婦の友社で枸杞の特集が出て、枸杞茶ブームが到来しました。枸杞茶を飲み続けているうちに朝の目覚めがよくなったのに気がつきました。
これを機会に健康法に関心を持ち、多くの健康法にめぐりあうことができました。そして食べ物による健康法は苦になりませんでしたが、運動となるとどうも苦手で長続きしませんでした。散歩も半年位であきて止めてしまいました。たまたま広報を見ていて青少年センターで太極拳の参加者の募集をみて、のぞきに行ったところ、丁度練功十八法をやっており、一緒にやりませんかと青柳先生にすすめられ、これならできそうだと早速入会致しました。早いもので今年で五年になります。
運動きらいの私でしたが、この練功十八法は今後ともやって行きたいと思っております。
宜敷く皆様の御指導をお願いいたします。
練功十八法の指導というビラを出したら、「ネリキリ菓子の作り方を教えるのですか」と聞かれてびっくりした。いや中国の健康体操ですと答えると「あ、気功ですか」と早合点されてこれも困る。
私はここ世田谷の一隅の鬱蒼と茂るケヤキにかこまれた老人ホームの住人である。喜寿の祝いをして頂いたところだが寿命のある限り人の厄介にならず元気にすごすことを理想として練功にはげんでいる。老人はとかく身体の故障がおこるものだがお医者から運動不足はよくない。あるきなさいと言われても、用もないのにそうそうあるくのもつまらない。練功は音楽がついているのでテープをまわせば自然と身体が動いてくる。ゆったりした曲なので老人特有のいらいらにも効がある。元気をだして自分の身体はじぶんでととのえようとする前向きな姿勢が大事である。
呼吸と組み合わせて体内に気を充実させることに心をもちい、窓をあけてよい空気を入れ、身体の具合のわるいところは「とんでゆけ」と念じるがよい。
練功を十二、三人の仲間とやっているが大きい部屋が必要というわけでもないし特にむづかしいポーズもない。あったらとばして次へゆけばよいし、順序はまちがっても終わりまでになんとかととのうのでたすかる。間違っても誰の迷惑にもならないし時に全員が順番を忘れて止まってしまって大笑いとなることもある。
すんだら皆でお茶をのんでおしゃべりをするのもストレス解消に最高である。
ただよく休む人がいるのが困る。病院にいく、腰がいたいは仕方ないとして、孫がくる、近所のおつかいなどは心してさけてやすまずつづけてほしいといつも言っている。
練功ほど老人向きの運動はないと思い、上海の荘先生に御礼を申し上げる次第である。
(練功暦十年、池内先生師事)
私は練功十八法を始める前に、ジャズダンスを14年間やってきました。自分の体の事を考えると、はたしてこの激しい運動がいつまで出来るだろうかと言う事が不安でした。このままではダメだと思い、今度は体にムリをかけず、それでいて、チョットした動きで体力がつき、手軽に出来る運動と言う事で練功十八法を始めました。ストレッチが好きなだけに、始めて見て、これほど自分に合っている運動はないと、体の一つ一つが感じています。
私たちと一緒にやっている仲間の中で、84才になる方がいます。その方を見て、いつも感じる事は、自分がその年齢になって、あそこまで体が動くかなと思う事です。でも今は、その方を目標に、又、自分自身の励みにもなり、毎日楽しんで続けております。
おかげ様で平成9年8月に、池内先生、坂本先生、麹池先生立ち会いのもとに、認定試験を受け、指導員の資格を取る事が出来ました。ありがとうございました。将来、今の経験を少しでも活かして、地域の役に立てるように、長く続けていきたいと思います。
初めて太極拳と練功に接してから、はやくも10年の歳月が経ちました。心ある立派な指導者の方々にめぐり会えたおかげで、今日まで続けてくることができましたし、今も、そして、これからも太極拳と練功を学ぶ喜びを大事にしていきたいと思っています。ささやかな会を育てはじめて、二年数ヶ月になりますが、数ヶ月前、30代後半の主婦が入会されました。入会して三週間くらい後、そのMさんに自宅近くの路上でお目にかかりましたら、「私は、今まで何年もの間、頭痛と肩こりと腰痛に悩まされ、痛み止めの薬も服用していたし、整体や鍼灸にも通っていました。この三週間は、それがすっかり忘れるように治りましたし、毎日が気分がよくて、明るくなりました。練功って本当に体に効くんですね。」とおっしゃいました。
私自身、「功をあせらず、自分を見失わず、心を失わず」と自分に言い聞かせながら、練功を学んでいる日々ですが、自分以外の方に、ささやかながら、伝える喜びも噛みしめている今日この頃です。
春になると私は不思議に蕪村の俳句を読みたくなる。その色彩豊かに少年のような感性に溢れる句は江戸中期の俳諧というより、藤村の千曲川の早春賦を想起する。
春は浅いが薮入りを終えて奉公先に帰っていく娘、紺の絣に袖裏の養生の赤が振返る度に見え隠れして、又一年会う事もあるまい、祈るような哀愁の深情を身体全体で詠いあげているようだ。
情報の斯くも激しく飛交う時代の波の中からほっとした心の安らぎをもとめるのは人の常だろう。情報も刺激的になる一方で、まるで日本も金属疲労を起したような状況なのか。暫く三百年程前の蕪村の生活を覗いてみよう。
桜と共に物憂い安堵感と花の散った後の無力感が否応無しに身体を包む。私は蕪村の家庭の詳細は知らないが、彼の肩には家族の重荷があったに相違ない。
蕪村の妻子に対する心が思いやられる。燈火の下内職の誂物の裂地を縫っている妻の姿がふと脳裏をかすめる。彼の足は家に急ぐ、わづかの灯の下に酒旗が見えるのだ。今日はよらずに帰るとしよう。
今日も又新聞は慌ただしい日本丸の報道で大騒ぎをしているだろう。然し船は簡単に沈みはしない。蕪村が愛した日本の風景、そこに住む優しい人々、この詩情がある限り、日本は何があっても何事も無かったように春と供に静かに過ぎて行く。
「練功十八法は太極拳の準備体操にすぎない。」と、ある高名な太極拳の先生がおっしゃったそうです。その太極拳の先生は練功十八法の理解が浅いだけでなく、その先生の太極拳の水準も推して知るべしです。「名士、かならずしも明士にあらず」です。太極拳を正しく理解している方であれば、決してそのような発言はできません。
練功十八法は武術を発展させ、導引術、医術として昇華させた動功法の一つだとおもいます。太極拳も正しく行えば同様の効果がありますが、ただ習得するのに長い年月がかかります。その点、練功十八法は比較的簡単に身体を調整でき、効果が体感できる優れた動功法です。
私の所属している神奈川県太極拳連盟の交流大会では必ず、練功十八法を取り入れて、講習を行っていますし、大会の前後には全員で練功十八法を行います。そこで行われている練功十八法を見て、気が付いたことを少し、書いてみます。
練功十八法も動功である以上、動き全体に流れが見えなければいけません。陰陽の変化転換が絶えず、続かなければなりません。決して体操ではありません。
腰を回すこととは腰椎を順番に回転させることです。首を回すこととは頚椎を順番に回転させることです。胸椎は開合させます。すなわち、脊椎の運動が動功としての練功十八法の中心です。膝、肩、肘の運動といっても、脊椎の運動が無ければ、練功十八法にはなりません。脊椎の運動があれば、気が流れ、陰陽の転換がはかれます。気が流れれば血が通います。気血が通れば、病気にはなりにくくなります。一度、考えてみて下さい。
そして、一緒に、すばらしい練功十八法を楽しみましょう。
あっ、もしかしてこれが"気"?思いっ切り高く伸ばした手、ペッチャンコにしたお腹をタヌキの様に膨らませながら降ろす手の平に何か空気を押さえつけてる様な重さを感じる。持ち上げているのではない、お腹の方へおろしているのに重い。暖かささえ感じる。10年前機会があってお坊さんに気を分けて貰った時、私だけはどうしても駄目だったのに、それが今、自分で感じることが出来るなんて。これが本当に気なら、なんて素晴らしい事でしょう。与えられても受け入れられなかったのに、自分自身で得ることが出来たのです。勝手に信じ込んでいるのかも知れない。でも楽しいのです。動ける範囲内でも恥ずかしい事はない。自分が楽しく参加することが大切と思えるようになりました。
「あと、お願いしますね。」息子に声をかけ、靴と靴ベラの先が顔を出すリュックを背負い、今朝迄の疲れ切った顔はどこへやら、晴れ晴れとした心で店を出る。椎間板ヘルニアの痛みとのつきあい30年、腰部脊柱間狭窄症の術後なんとか歩けるように、小水も出始めた頃、半信半疑、ロボット状態で参加した私でしたが、評判通り自分自身のための練功を御指導くださる岡田先生にお目にかかれて、不安を感じることもなく、一年を迎えた今、私以上に周りの人々が驚く程の動きを示してくれるからだの変化、仲間の"気"を体一杯に頂いたその日は顔も綻び、家族をハラハラさせる程溌剌として気を落とすのに大変な程です。
汐見台太極拳同好会に入ってちょうど一年目の私は、初めて九月二八日の瀦功フェステ
ィバルに参加致しました。ふだんの錬功はみんなで丸くなってするので、私はいつも先生
がよく見える場所に立つのですが、フェスティバルではステージでお客様の方を向いて行
うということで、改めて練功十八方前段のテキストをよく読み、家でも練習いたしました.
当日も直前まで同好会の先輩に教えてもらいながら必死に覚え、久しぶりに試験前の一夜
漬けの気分を味わいました.ステージに立つと、大勢の中の一人でありながら伸ばした指
先がふるえましたが、模範演技をはじめ他のサークルの方達の動きを見ることができ、ま
た九十才をすぎてもしなやかな動きをなさっている方を拝見して、とてもよい刺激を受け
ました.午後のアトラクションでは、「スーホの白い馬」の絵本で知るだけでした馬頭琴
の音色を初めて聴くことができ、感動の一日でした。
今年も各地で練習している仲間がたくさんいるんだなあ、とあらためて思いました.
昨年は、表演終了後の安堵感にひたりながら、初めて聴く胡弓の演奏に、魂がふるえる思
いがしました.その場でCDを買い求め繰り返して聴きました.あの感動が忘れられず、今
年もサークルの仲間に声をかけましたが、昨年より人数が減ってしまったのは、残念でし
た。一方今年は、太生会の代表として会場運営の一部を、お手伝いさせてもらいました。
協議会の皆様のご苦労を分かちあい、無事終了できたことを喜んでいます.願わくばシタ
ール、馬頭琴の演奏は、会場で聴きたかったのがほんねです。
さて「気は見えないし、よくわからない」などの麹池先生のお話に、なにかほっとす
るものをかんじました。我々は、ともすればみえない「気」に対して敏感であることを人
に誇りやすいものです。但し何かの形で「気」を感じようとする心構えや、努力が大切な
のかもしれません。私にとっての「気」の模索旅は、あせらず、じっくり、良い時間のな
かで見つかるものとおもいます。
思いもかけない、練功フェスティバルのお知らせをいただきまして、福岡の田舎から参
加の機会に恵まれて、感激のいたりです。十年程前に麹池、青柳、両先生から太極拳・練
功のご指導をうけたことが昨日のことのようです。現在は自分なりに、太極拳、気功、練
功と勉強していますが、今回のフェスティバルに参加させて頂き、たくさんの方々が精進
されている姿を見て、心強く憶えると共に意を強くいたしました。古希を過ぎました自分
ではありますが、生涯青春の気迫を持って、福岡の田舎で素晴らしい自然を友として「千
功一日」の教えの如く、太極拳・練功の心を学びたいものです。更に練功が人々に愛され、
生かされて、発展されますことを心から期待しています。
シャンゴンはともかく、かんたんで、楽しく誰でも何処でも出来るのが取り柄です。
お作りになった古都洛陽の田瑞生(でんずいせい)先生も日本に渡ってから大分変わっ
たな思われている事と思います。 初めは中国語の長い説明が付いた音楽でやっておりまし
たが、一寸日本では時間的に長く合わない様でした。
そこで先日演奏された堀之内幸二さんの静かなインド音楽でやっておりました。ただ一
動作36回数を数えるのが大変でした。
その内にNHK教育テレビで放映されて有名になり、札幌気功研究会の三上敏見さんが関
西気功協会代表の津村さんにたのまれて、三上さんが36回でおさまる曲で15動作それ
ぞれ違った曲を作られたので、香功本来のおしゃべりしながらでも、テレビをみながらで
も出来る様になり、おかげ様で15分で終わる楽しい日本的な気功と成りました。
壁に向かって動かす手に、肩から痛みが走って、思わず顔をゆがめる私。「鏡でなくて
良かった」と思う。私がリウマチになったのは、いまから五年ぐらい前です。軽い方なの
ですが、それでも関節が痛む時は、体がだるく、肩など「背後霊でもついているのではな
いかしら?」と思うほど重く感じられ、思うように手が上がらなくなります.首から後頭
部にかけてバンパンに腫れている時は、寝返りが出来ないこともあります。
そんな時でも病院の先生は「痛む時ほど動かしなさい」というのです。私にしてみれば
甘い言葉を期待していたのですが・・・。けれど、練功をやり終わると動きの悪かった手
も少し上がるようになり、重かった肩もずうっと軽く楽になっていたりするのです。
やはり、痛くて体を縮こませているのではなく、体全体を伸ばしてしまった方が良い結
果になっているのです。これまで、関節が変形してしまわなかったのは、練功を続けてい
るからだと思います.
これからも、「継続は力なり」の気持ちを忘れずに続けていきたいと思っています。
当会の特別理事でいらっしゃる池内先生と私が初めてお会いしたのは、1980年の暮れか
ら1981年の始めにかけてインド/ネパールに仏跡巡拝のツアーに参加した時の事です.バ
トナ、ラジギール、ブタガヤ、ベナレス、クシナガラ....インド国内は主にバスで移
動したのですが、広大なデカン高原の事です、埃っぽい道路を何時間もバスの中で座り詰
めになっての道のりは結構つらいものでした。そんなとき、池内先生が「皆さん体操しま
せんか?」と教えてくださったのが練功でした。遺跡に止まる度に日本人の一行が何やら
音楽をかけて見慣れないことをしている、インド人が不思議そうに見守る中で体操したも
のでした。腰の痛みも取れ、また一緒に体を動かしているうちに初対面の人達とも親しく
なれ、ご年配の参加者もいらっしゃるなかで怪我も病気もなく全員楽しく旅行を続けられ
たのはまさに練功のお陰でした.この時はまだ前段だけでしたが、その後池内先生が上海
で荘先生に習ってくる度に、後段、益気功と教えて頂いて、段々にその良さに惹かれてい
ったのです。
今から丁度十年前、麹池先生を団長に練功十八法研修団に参加した。十一月だというの
にとても暖かで、ホテルの広大な芝の庭で、荘元明先生の講習を受ける。当時、更にお元
気だった荘先生の金属的な声がひぴき渡る。地面には緑の柳が技垂れて、小鳥のさえずり
が一段と高くなる。時折薄雲が陽射を横切って行く。ダイナミックな気の流れの中で、四
肢を存分に伸ばして行く。まさに "魂が至福の時を味わっている" という、そんな思いを
かみしめていた事を思い出す。
早朝の散歩では、動物園前の広場で練功中のおばさん達に出合う.傍らに置いた籠をの
ぞくと玉子やら青菜が入っている.さすが中国、忙しい日常の中にもゆったりとした時を
見つけ、生活の中に養生法が根付いていると羨ましく思ったものだ。はにかみながらも人
なつつこい笑顔の輪に入れてもらう。少しばかり習った中国語は少しも通じないが、練功
十八法を通して、ほのぽのと気持ちが通い合ったようだ。
最近は日捲りの暦は殆ど見かけませんが、昔は一日一日捲って月日の過ぎるのを家の中に
居ても肌で感じ、それで「月日は百代の過客にして行交う人も亦旅人なり・・・」と言う
ような感慨を覚えさせたものでした。現在は三十日過つとバサッとカレンダーを破って今
月も終りという味けなさ、カレンダーの裏をメモにして電話機の脇に下げる人はよい方で、
私なぞカレンダーを一枚破ると、もう懐の軽やかさを感ずるような無風流、幾枚カレンダ
ーを破ったか知れないが、何の進歩も無いっていうのは?
・・・そうだ飼猫の「クマ」のせいだ、彼は外から来る野良さんに家を明渡して了った。
彼は自分の餌を野良に食べられても何もしない、何が面白いのかテッシュの這入った小さ
な赤い袋を口にくわえて家中飽きもせず歩いている。腹がすくと食べ、満足すれば居眠り
する。彼の恐れるのは地震の時だけ、慌てて炬燵の中にもぐる。
これが平和なんだなーとつくづく思って手鏡に自分の顔を写すと緩んだ顔の皺が・・・